■山内惠介が5大都市ツアーファイナルを東京国際フォーラムで。5000人の前でカバー&オリジナル曲、全29曲を熱唱
最新シングル「さらせ冬の嵐」(ビクターエンタテインメントから3月28日発売)=がオリコン週間シングルランキング初登場4位を記録し、現在、10万枚突破とロングヒット中の演歌歌手・山内惠介(35)が10月25日、東京・千代田区の東京国際フォーラム・ホールAで「山内惠介コンサート2018~歌の荒野に孤り立つ~」と銘打った5大都市ツアーファイナルのコンサートを開いた。

2010年からスタートした5大都市ツアーも9回目を迎え、今年は10月10月の地元・福岡県を皮切りに、同13日に愛知・豊田市、同17、18日に北海道・札幌市、同22日に大阪、そしてこの日の5カ所で開催。全5カ所6公演で、トータル約1万6000人を動員。
東京国際フォーラム・ホールAでの公演は、昨年10月に行って以来、2度目で、「このような大きなホールで2年連続でやらせていただくのは本当にうれしいですね。あっという間のツアーでしたが、今日がファイナルだと思うとちょっと寂しいです。今回のツアーでは、『リリックプロジェクション』という歌詞をスクリーンに投影する演出を行っていまして、演歌界では初めての試みになりますが、皆さんに歌詞を見ながらその世界を感じていただきたいと思っています」。

5000人収容の会場は熱烈なファンで満席の中、「今回のコンサートのタイトル『歌の荒野に孤り立つ』には、いま世の中は、みんなが口ずさめる楽曲がなかなかないという荒れ地みたいだなと思うんです。でも、山内惠介はそんな荒れ地でも一人でも皆さまの応援をいただきながら闘っていきたい。少しでも前へ進んでいきたい。そんな思いが込められております。今日は、最後まで温かい拍手とご声援で盛り上げていただけますようよろしくお願いいたします」とあいさつ。
1部はカバー曲、2部はオリジナル曲の2部構成のステージで、オープニングは、スクリーンいっぱいに歌詞を投影した「リリックプロジェクション」を使用しながら荒井由実(現・松任谷由実)の「ひこうき雲」で幕を開け、吉田拓郎の「旅の宿」、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」、ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」、宇多田ヒカルの「花束を君に」、山内の兄2人が子どものころ、よく聴いていたという尾崎豊の「I love you」、今年5月に亡くなった西城秀樹さんへの哀悼の意を込めながら「ギャランドゥ」「傷だらけのローラ」など11曲を熱唱。

2部は、新曲「さらせ冬の嵐」をはじめ、10月10日発売の「さらせ冬の嵐」新装盤に収録の「青い旅人」「野付き半島」、同日発売のベストアルバム「The BEST 18singles」から再び「リリックプロジェクション」を使用して「霧情」「恋する街角」「風蓮湖」「釧路空港」、後半は最近のオリジナル曲から「スポットライト」「流転の波止場」「愛が信じられないなら」、アンコールで「夢見る恋人たち」など18曲、1部と合わせて全29曲を熱唱し、最後まで客席を魅了した。
今年もあと2カ月あまりになったが、「今年は『さらせ冬の嵐』という素晴らしい楽曲にめぐり合えた1年でした。紅白にもし出させていただければ4回目になりますが、ぜひ出てみたいですし、紅白のステージでこの新曲を歌いながら雪を降らすことができたら最高でしょうね」と希望に胸を膨らませていた。
(サンニュース)
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