■丘みどりが東京・中野サンプラザでリサイタル。14着の衣装の早替わりで「演魅」のステージを披露
昨年の「第68回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たし、今年3月7日発売の新曲「鳰の湖(におのうみ)」(発売・キングレコード)が連続ヒット中の演歌歌手・丘みどり(33)が7月4日、東京・中野区のサンプラザホールで「丘みどりリサイタル2018~演魅(えんび)~」と銘打ったリサイタルを開いた。
開演前、「今回のリサイタルのテーマが『演魅(えんび)』ということで、1曲1曲すべて、その歌の主人公に成りきって歌わせていただきます。衣装のほうでは、洋服も合わせて全14着の早替わりをお見せしますので、楽しみにしていてください」。
昨年11月4日開催のファーストコンサート(東京・よみうりホール)も大成功を収めたが、「今回のリサイタルでは、丘みどりが成長している過程を皆さんに見ていただきたいと思っています。ファーストコンサートのときよりも『さらによくなったね』と言ってくださるような成長ぶりを見ていただけたらうれしいですね」と大張り切り。
約2200席の会場は、熱烈なファンで満席の中、「今日を迎えるにあたって指折り数えていましたが、あっという間だったような気がします。本日を無事迎えられましたこと、皆さまに心から感謝しています。今回のコンサートのテーマは『演魅』で、読んで字のごとく、演じて魅せます。昨年のファーストコンサートで好評をいただきました『幽玄組曲』、内容を一部変更して、さらにパワーアップして演じて魅せます。名曲でつづる一人歌劇『ある女の悲しみ』では、酒場で生きる女性の心もようをしっとりと演じて魅せます。70年代アイドル特集では、誰もが口ずさめる名曲の数々を10代に戻って演じて魅せます」とあいさつ。
前作シングル「佐渡の夕笛」をはじめ、キングレコード移籍第1弾「霧の川」、華やかで粋な和のエンターテイメントショーを繰り広げながら美空ひばりの「車屋さん」「リンゴ追分」、70年代のアイドルたちのヒット曲から南沙織の「17才」、石野真子の「狼なんか怖くない」、昭和の名曲から江利チエミの「酒場にて」、ちあきなおみの「紅とんぼ」、「幽玄組曲」と題した目玉コーナーでは、森進一の「それは恋」「北の蛍」、小金沢昇司の「願・一条戻り橋」、それにアンコールで、5歳から習い始めた得意の民謡から「デカンショ節」「南部俵積み唄」、ファイナルでは新曲「鳰の湖」など全31曲を熱唱し、最後までバラエティーに富んだ見ごたえあるステージで客席を魅了した。
なお、先輩演歌歌手・市川由紀乃(42)と、後輩演歌歌手・杜このみ(29)と3人で、新ユニット「雪・月・花(せつげつか)~新演歌三姉妹~」で、9月3日に東京・東京国際フォーラム ホールC、10月1日に大阪・NHK大阪ホールでコンサートを行うが、「今年後半は、前半以上にさらに全力で頑張って2度目の紅白を目指したい」と話していた。
(サンニュース)
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