■キングレコード歌謡選手権全国決勝大会の2017年度グランドチャンピオンは小笠原茂夫さんに決定。三笠優子、水城なつみがゲスト出演
大手レコード会社のキングレコードが、カラオケ文化の普及と音楽文化の向上発展を目指して平成13年2月1日に開講して今年で17年目を迎えた「キングレコード歌謡文化アカデミー」(略称・KBA、会長・大澄雅人)が主催する「2017年キングレコード歌謡選手権」の全国決勝大会が10月29日、東京・港区のメルパルクホールで開かれた。
同大会は、今年で連続17回目。年齢別に若いコースから「プラチナコース」(35歳以下)、「ルビーコース」(36~49歳)、「エメラルドコース」(50~64歳)、「サファイアコース」(65~69歳)、「ダイヤモンドコース」(70~74歳)、「ゴールドコース」(75歳以上)の6部門に分かれ、全国11カ所で行われた地区大会を勝ち抜いた全106人がこの日の決勝大会に出場。
作詞家・志賀大介さん、作曲家・宮下健治さん、キングレコードのディレクター・竹内涼さんの3人が審査員を務める中、ゴールド、ダイヤモンド、サファイア、エメラルド、ルビー、プラチナの順に各コースの出場者たちが優勝を目指して競い合った。
その結果、ゴールドコースの優勝は小笠原茂夫さん、ダイヤモンドコースの優勝は綾田斉吉さん、サファイアコースの優勝は押川三千代さん、エメラルドコースの優勝は粟栄安幸さん、ルビーコースの優勝は宮本淳一さん、プラチナコースの優勝は岩城凌さんにそれぞれ決定。
さらに各部門での優勝者6人の中から選ばれる最高位のグランドチャンピオンには、ゴールドコースで「貝殻恋唄」を歌って優勝した小笠原茂夫さん(78)=青森県青森市在住=の頭上に輝き、「カラオケは若いころから楽しんでいますが、本格的に習い始めたのは、このKBAのカラオケ教室で2009年からです。皆さん、お上手な方ばかりなので優勝できるとは思ってもいませんでしたし、まさかグランドチャンピオンを受賞できるとは思っていませんでしたので、もう最高にうれしいです」と感激もひとしおだった。
また、審査発表・表彰前にキングレコード所属の演歌歌手・三笠優子(68)と2012年度のグランドチャンピオンを受賞したのをきっかけにデビューした演歌歌手・水城なつみ(23)の2人がゲスト出演。
最初に水城が「私がこのKBAの全国決勝大会で先輩の永井裕子さんの『哀愁桟橋』を歌ってグランドチャンピオンをいただきましたが、今日の着物はその永井裕子さんからいただいたものです」とあいさつし、新曲「帰って来やれ」をはじめ、デビュー曲「泣いてひとり旅」、前作シングル「逢ってみたい人」の全3曲を熱唱。
続いて三笠が「皆さんの歌を聴かせていただきながら『私は負けた』と落ち込んでいました(笑)。でも、皆さんのお顔を見て、元気が出てきました」とあいさつし、新曲「おんなの真田丸」をはじめ、「夫婦川」「岸壁の母」、ミリオンヒット曲「夫婦舟」など全8曲を熱唱した。
(サンニュース)
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