■井上由美子が女性限定の夏フェス「マザーソニック」を浅草ヨーロー堂で開催。男性限定フェスも同時開催
デビュー14年目を迎え、母と子の絆をテーマにした新曲「母情歌(ははじょうか)」(キングレコードから3月22日発売)がロングセラー中の演歌歌手・井上由美子(40)が17日、東京・浅草のヨーロー堂で夏フェス「マザーソニック2017」を行った。
これは、タイトルの「母(マザー)」と、毎年8月に開催される都市型ロックフェスティバル「サマーソニック」を掛け合わせて「マザーソニック」と銘打った女性限定のイベント。
約50人の女性ファンが詰めかける中、オープニングアクトとして、マドンナのものまねで知られるDee(ディー)が「皆さん、お元気ですか。この浅草ヨーロー堂で『マザーソニック』が行われるということで、世界のマドンナがすべてのスケジュールをキャンセルしてやってまいりました(笑)」とあいさつし、セクシーなコスチュームでマドンナのヒット曲を2曲披露。
その後、いつもの着物姿とは趣を異にし、「アヴェ・マリア」のBGMをバックに「聖母マリア」のイメージで登場した井上は「私、聖母マリアです。ふだんは井上由美子ですが、今日は聖母マリアとして歌わせていただきます。『マザーソニック』――マザー、お母さんと言ったら聖母マリアかなと思って…。この格好、シスターに見えますか? 今日はなんだかよくわからずに来てくださった方もいらっしゃると思いますが、いつも通りの井上由美子と、いつもとちょっと違う井上由美子を見てもらえたらいいなと思いますので、最後まで心を込めて歌わせていただきます」とあいさつし、「TOKYOスカイツリー音頭」をはじめ、カバー曲「吾亦紅」、新曲のカップリング曲「母一輪」、新曲「母情歌」など全9曲を熱唱。
その中で、「マザー(母)」について「このお盆休み、母は親戚の家に行っていますので、代わりに私が洗濯や植木に水をまいたりと、家のことをやっています。ふだんやらないので大変ですが、そんなことをいつも母がやってくれていて、いつも頼っているんだなと思い、母には心から感謝しています。新曲の『母情歌』は、そんな母と思いが重なるところがいっぱいあります。一日も早く母を楽にさせてあげられるよう頑張りたい」と話していた。
歌い終わって、井上は「今日はお母さんみたいな方ばかりだったので、いつもの感謝の気持ちを込めて歌わせていただきました。夏フェスなので、海外からも素晴らしいアーティストの方が来てくださって、びっくりしました(笑)」。
その後、男性限定の「父LOCKフェスティバル」も同時開催。約50人の男性ファンが詰めかけ、オープニングアクトとしてロックミュージシャンのミック入来がステージを盛り上げる中、井上は、新曲「母情歌」や「父さんへ」などを熱唱し、「これをきっかけに、演歌とかジャンルに関係なく、若い人たちが集まる『サマーソニック』などにも出していただけたらうれしいですね。これからは年齢も男女も関係なく、どんな人にも伝わるようなタイプの歌も歌っていきたい」と新たな意欲を燃やしていた。
(サンニュース)
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