■18回目の長良グループ「夜桜演歌まつり」が東京・荒川区で開催。山川豊、田川寿美、水森かおり、氷川きよしら全10組が出演
長良グループが主催する、演歌活性化のための一大イベント「第十八回・長良グループ 夜桜演歌まつり~熱唱 春の祭典スペシャル~都内23区・23年をかけて……」が4日昼夜2回、東京・荒川区のサンパール荒川で開かれた。
毎年、桜の季節に都内23区を23年かけてまわる演歌のビッグイベントで、2000年の北区(赤羽会館)からスタートし、今年で18回目。今回は、長良グループに所属の山川豊(58)をはじめ、田川寿美(41)、水森かおり(43)、氷川きよし(39)、岩佐美咲(22)、はやぶさ=ヤマト(23)、ヒカル(29)、ショウヤ(23)=、藤野とし恵(70)、椎名佐千子(34)、それにスペシャルゲストの2組、三船和子(69)、ビリケン=ミヤノタカヒロ(ビリー、36)、オクダケン(ケン、38)=を加えた全10組が出演。
約1100人(昼夜で2200人)のファンで満席の中、山川、藤野、田川、水森、氷川、椎名、岩佐、はやぶさの8組で「いつでも夢を」を歌ってオープニングの幕を開け、田川が「このサンパール荒川には思い出がありまして、13歳のとき、ちびっ子歌番組の収録があって、そのときに『デビューしないか』と声をかけていただいた思い出のステージなんです」と言うと、水森は「私は、5歳のときに歌番組で優勝したのがこのサンパール荒川です(笑)。私の家はここから10分ぐらいでして、ほぼ地元です」と笑わせた。
また、氷川は「今日も心を込めて歌わせていただきたいと思います」、山川は「お陰さまで『長良グループ 夜桜演歌まつり』も18回目を迎えることができました。今回は荒川区です。どうぞ最後までお楽しみください」とあいさつ。
山川は「螢子」「再愛」、田川が「みれん海峡」「火の舞」、水森が「鳥取砂丘」と5月2日発売の新曲「早鞆ノ瀬戸(はやとものせと)」を歌唱。水森はこのイベントで新曲初披露となった。氷川は「きよしのズンドコ節」「男の絶唱」、岩佐が「石狩挽歌」と「鯖街道」、はやぶさが「ラブユー東京」と「流星のロマンス」を熱唱。そして藤野は「重友一代」と「路地裏しぐれ」、椎名が「海峡エレジー」と新曲「ソーラン鴎唄」、三船が「だんな様」(夜の部では「他人船」を披露)と「ぬくもり酒場」、ビリケンが「nagoriyuki」と「ビリケン音頭」を歌い、ファイナルは出演者全員で同イベントのテーマ曲でもある「夜桜」など全22曲を熱唱した。
この「長良グループ 夜桜演歌まつり」は、毎年開催する区の福祉に貢献することを目的としており、今回も同公演の収益金の一部を、出演者を代表して山川が荒川区社会福祉協議会へ贈呈。それに対して、荒川区社会福祉協議会より感謝状が贈られた。
歌い終わって、田川は「新しい出会い、別れ、何かに挑戦しようかなという気持ちにさせてくれる春の季節にこの『夜桜演歌まつり』をやらせていただくのに大きな意味があるのかなと思います。みんなで力を合わせながら演歌を盛り上げていこうという空気にさせていただけるのも、それぞれの23区の関係者の皆さんやお越しくださる方々が盛り上げてくださるお陰だと心から感謝しています」。
この日、新曲「早鞆ノ瀬戸」を初披露した水森は「歌詞に出てくる関門海峡大橋が昭和48年に開通したそうですが、私も昭和48年生まれなので何かご縁を感じますし、いい1年になればいいなと思います。このステージで初お披露目させていただけて、いいスタートを切れそうな期待と、この春に頑張ろうとするフレッシュな方々と同じように私も新曲で頑張っていきたいなという気持ちで歌わせていただき、今日はすごく幸せでした」。
最後に山川は「今年は一番桜が咲いていて、いい時期でしたね。それまでは雨が降ったり、寒かったり、桜が散っていたという印象がありますので、今年の荒川区は最高でした」とうれしそうだった。
5月4日から同7日まで東京・新宿区の明治安田生命ホールで「NAGARA FESTIVAL 2017」を開催。
(サンニュース)
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