■福田こうへいが2年5カ月ぶりの新曲「北の出世船」を公開レコーディング。キングから8月24日発売
メジャーデビュー・シングル「南部蝉しぐれ」、第2弾シングル「峠越え」と連続ヒットを放ち、2013年から2年連続で「NHK紅白歌合戦」にも出場した人気演歌歌手・福田こうへい(39)が17日、東京・文京区のキング関口台スタジオで新曲公開レコーディングを行った。
前所属事務所と専属契約期間などをめぐって争ってきた裁判がこの6月に和解したため、今回の新曲発売が決まったもの。2年5カ月ぶりとなる新曲は、3枚目のニュー・シングル「北の出世船」(詞・仁井谷俊也、曲・四方章人)で、キングレコードから8月24日発売。
大勢の報道陣が詰めかける中、津軽の海で大きな獲物と闘う漁師の生きざまを描いたスケールの大きな作品を持ち前の歌唱力をフルに発揮しながら歌い上げ、「コンサートをやるたびに『新曲はいつですか?』という声が多かったので、この日を私も待ち遠しく思っていました。勢いがあって、こういう歌を歌ってみたいなという思いがありましたので、この曲は自信を持って歌っていきたいです」と熱いまなざしを見せた。
2年5カ月ぶりの新曲に「早く皆さんに聴いてもらいたいなという思いでいっぱいでした。自分の歌ができてうれしい反面、皆さんにお待たせしてしまって申し訳ないなというのがいまの私の気持ちです。皆さんから『こんな歌を歌ってみたらどうですか』という声もたくさんいただきましたが、今回、自分にぴったりの歌が出来たので、二重の喜びです。歌詞の通り、勢いに乗って歌っていきたいですね」と意欲満々。
歌い入れは1時間もかからなかったそうで、「第1弾、第2弾と比べて、この第3弾が一番早く歌い入れが終わりました。新曲を出させていただくだけで、こんなに幸せなことはないなと思いました」と晴れ晴れとした笑顔を見せながら報道陣からの「この3曲目も紅白を狙いますか?」という質問に「この曲も皆さんの心にしっかり響くように、そして心に残るように歌っていき、(紅白に)選んでいただけるよう努力していきたい」と答えた。
また、故郷(岩手・盛岡市)にいる90歳の祖父が「今度の新曲を聴くまでは死ねない」と言っているそうで、「その期待にこたえることができましたので、8月24日までは生きていてほしいですね(笑)」と、ジョークも飛ばしていた。
新曲の作詞を手がけた仁井谷俊也さんは「福田こうへいさんには初めて書かせていただきました。今回の『北の出世船』は、非常に勢いがあり、魂がこもっていて、スケール感のある作品ができたので喜んでおります」、作曲の四方章人さんは「今回が3作目(の作曲)になるわけですが、久しぶりの新曲ですので、勢いのある歌、挑戦的な歌を作らせていただきました。久しぶりに福田くんの熱い気持ちが伝わるような歌唱になっていると思います」と話していた。
(サンニュース)
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