■「第10回 みんかよ音楽祭」で佳山明生、野路由紀子、北野都ら全12アーティストが3時間半にわたって競演
「みんかよ」の愛称で親しまれ、全国の演歌・歌謡曲ファンに愛読されている月刊フリーペーパー「みんなの歌謡曲」(発行人・安松明)が主催する「みんかよ音楽祭」が11月11日、東京・豊島区の南大塚ホールで開かれた。
同音楽祭は、毎回、ベテランから新人までバラエティーに富んだ個性あふれる演歌・歌謡曲系アーティストが出演し、多くのファンを楽しませており、今回が10回目。
スペシャルゲストの佳山明生(68)をはじめ、北野都、高木ちえ美、大海一也、吉備麿(きびまろ)、よしひろし、山田龍二&大輔、平浜ひろし、新人の島あきの、美良政次、谷島明世、それにもう一人のスペシャルゲスト、野路由紀子(67)の全12組が出演。
会場はそれぞれのアーティストのファンたちで満席の中、司会者・ナナオと歌手・高木ちえ美の司会・進行でスタート。最初に出演歌手が一人ずつ紹介され、出演者を代表して佳山が「皆さん、お元気ですか? 元気だから来たんですよね(笑)、ありがとうございます。今日はこのメンバーで皆さんに楽しい歌をお届けしますので、どうぞお腹がすくまで頑張って聴いていただきたいなと思います」とあいさつ。
その佳山が、代表曲「氷雨」を歌ってオープニングの幕を開け、北野が「海峡津軽」や新曲「道行き」、大海が「釧路の女(ひと)よ」、吉備麿が「おとこのグラス」、よしが「親子流し」、龍二&大輔が「あんたのせいさ~親子喧嘩~」、平浜が「いのちの漁場」などを熱唱。
途中の新人コーナーでは、島が「ハマナス海峡」、美良が「濡れる夜」、谷島が「出世男道」、また、司会も務める高木が「未練でしょうか」「黒いカナリア」などを披露。
企画コーナーでは、この日、令和1年11月11日と、1という数字が並んだことにちなんで、司会者から各アーティストに「あなたにとっての1番は?」という質問が投げかけられ、野路は「フィギュアスケート・高橋大輔さんの一番のファンだと自負しております。もちろん若い方からお年を召した方までファンはいっぱいいらっしゃいますが、気持ちだけは私が一番だと思います。なかでも滑っているときのあの艶やかさがたまりません」とニッコリ。
佳山は「若いときはいろいろありましたけれど、うちの女房が一番です。大好きというか、怖いというか…(笑)。女房の支えがあるからこそ自分のふだんの心が安定し、好きな歌が歌えるのだと、心から感謝しています」と話していた。
後半は、野路が昭和46年に大ヒットさせた「私が生まれて育ったところ」や新曲「越前武生の夕暮れは」など4曲を、そしてトリを務めた佳山が「泣きながら夢をみて」や新曲「冬茜」など5曲を熱唱。
フィナーレは再び全員が勢ぞろいして客席に手を振り、3時間半にわたって全35曲の盛りだくさんのプログラムのステージで最後まで客席を楽しませた。
(サンニュース)
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