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■渥美二郎の「涙色のタンゴ」カラオケ大会&競作仲間コンサート。扇ひろ子、ニック・ニューサ、吉川精一ら7人の歌手が競作

昨年5月24日に演歌道50年記念曲として発売された渥美二郎(66)の自作曲による最新シングル「涙色のタンゴ」(詞・桜井幸介、曲・千寿二郎、発売・日本コロムビア)が、いまカラオケファンの間で盛んに歌われ、ヒットの兆しを見せている中で10月30日、東京・北区の北とぴあ・つつじホールで「渥美二郎プレゼンツ『涙色のタンゴ』カラオケ大会&7人の競作仲間コンサート」が開かれた。

渥美二郎ら(その1)

2部構成で、第1部は「涙色のタンゴ」を課題曲にしたカラオケ大会が開催され、300通を超える応募の中からテープ審査を通過した21人が出場。出場者全員が日ごろから鍛えてきた自慢ののどを発揮しながら優勝の栄冠を競い合った。

 第2部は、「涙色のタンゴ」を競作して、CDリリースした扇ひろ子、ニック・ニューサ、吉川精一、玉田ゆうき、よしかわちなつ、叶やよい、それに渥美二郎の競作歌手7人によるコンサートが行われ、最初に吉川、玉田、叶、よしかわ、ニック、渥美、扇の順に「涙色のタンゴ」を歌ってから全員が勢ぞろい。

渥美二郎ら(その2)

 その後、吉川が「盆祭り」、叶が「ホロリ」、玉田が「釜山港フェリー・ターミナル」、よしかわが「赤い軒鶴」、ニックが「お祭りさわぎ」、扇が「おんな流れ花」、渥美が「奥の細道」など全20曲を熱唱した。

 最後に審査結果が発表され、優勝の栄冠は、千葉・市川市の山口隆治さん(63)の頭上に輝き、「この思いを自分に伝えたい。一生の運を使い果たしたようです」と感激していた。

渥美二郎ら(その3)

 渥美は「歌謡界で僕一人の力では、この楽曲、タンゴを残すことができないので、みんなで歌謡界に一つの旋風を巻き起こしたいなと思って(競作しないかと)声をかけさせていただきました。昭和にはタンゴがたくさんありましたし、僕は流し時代には『赤い靴のタンゴ』や『上海帰りのリル』などタンゴの曲を歌っていました。ところが平成になって、大人が歌うタンゴのリズムの曲がないことに気づき、来年の4月には年号も替わりますので、平成でタンゴの名曲を1曲ぐらいは残したいなと思っていたところ、これだけの皆さんに歌っていただけることになりました。僕自身も全力で頑張って大ヒットさせたい」と大張り切り。

 吉川は「元NHKののど自慢の司会をやらせていただき、当時から渥美二郎さんにはお世話になっていましたが、渥美さんからお声をかけていただいて望外の幸せでした。私は喜寿を迎えましたが、今回、喜んで参加させていただきました」。
玉田は「まさか大先輩方と一緒に競作を歌えるとは思ってもいませんでしたので、これからこの曲を大事に歌っていきたい」。扇は「渥美さんにお声をかけていただきましたが、私もシャンソンやタンゴが大好きなので、私なりの歌い方をさせていただいております。いま歌謡界が厳しい時代に渥美さんの熱意は素晴らしいなと思います」。

渥美二郎ら(その4)

 叶は「私は北海道・小樽市を拠点に歌手活動をさせていただいていますが、この『涙色のタンゴ』を新曲として出させていただいて東京にも活動の場を広げることができ、大変有り難く思っています」。よしかわは「おこがましくも大先輩の渥美二郎さんとデュエットさせていただいています。ずっと演歌を歌ってきましたが、またタイプの違うタンゴのこの曲を自分のものにして歌っていきたい」。
ニックは「僕らの感覚の『涙色のタンゴ』として取り入れて、ほかの方たちとは全然違うアレンジになりましたけれど、皆さんと一緒にこの曲で低迷しているいまの歌謡界を盛り上げていきたいですね」。

 また、ニックは「レコード会社の壁を乗り越えて7人が同じ曲を競作するというのは、歌謡界の活性化のためにもとてもいいことだと思います。渥美さんと僕のデュエットバージョンも出してみたいですね」。扇は「『涙色のタンゴ』は、それぞれの個性で歌わせていただいているのが魅力の一つです。同じ曲をそれぞれがどのように表現しているかというところを聴いていただければ面白いと思いますよ」と話していた。

 なお、昭和58年に渥美二郎が歌った「釜山港へ帰れ」が13人の歌手によって競作され、それぞれがヒットを放っている。

(サンニュース)

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