■渥美二郎が主宰する「人仁の会」で、角川博ら全9人の歌手が震災チャリティーコンサート。第24回は約137万円寄付
ベテラン演歌歌手・渥美二郎(65)が主宰し、今年で24回目を迎える震災チャリティーコンサート「人仁(にんじん)の会」が6月27日、東京・杉並区のセシオン杉並で開かれ、渥美をはじめ、浅田あつこ(46)、鏡五郎(74)、角川博(64)、島津悦子(56)、西尾夕紀(43)、走裕介(44)、山本さと子(39)、若山かずさ(54)の演歌・歌謡曲系アーティスト全9人が出演した。
開演前、渥美は「この人仁の会のコンサートは24回目、震災からは23年になりますが、毎回、お忙しい中を皆さんが集まってくださって感動しています。今日は、来ていただいたお客さんに喜んでいただけるよう楽しい、味のあるステージをやらせていただきたいと思います」。
角川は「『人仁の会』というのは、『妊娠の会』なのでは…。何かを生み出して前に進んでいこうという会だと、僕はそう思っています」。島津は「24回も続けてこられた渥美先輩を尊敬いたしております。この『人仁の会』は、渥美さんとお客さまが一緒に育ててきた会なのかなと、いつも感じています」。浅田は「今日も大阪から来ましたが、大阪ものの作品を3曲歌わせていただきますので、楽しくステージができたらいいなと思って心を込めて歌わせていただきます」。
山本は「このコンサートには10回近く出させていただいていますが、お客さまと、ここではない場所でお会いしたときも、『人仁の会』でお会いしましょうと声をかけてくださったりします」。鏡は「渥美さんのことを非常に尊敬しています。これまで20回出させていただいていますが、渥美さんがおやりになる限り、出させていただこうと思っています」。若山は「今回は、私の大好きな渥美二郎さんの『他人酒』を歌わせていただきますのでドキドキしています。私たちもそうですが、お客さまも本当に楽しみにしていますので、頑張って歌わせていただきます」。西尾は「今日も角川先輩と二人で『ものまね班』として頑張らせていただきたいと思っています。お客さまに喜んでいただけますよう精いっぱい歌わせていただきます」。走は「今日も渥美先輩からいただいた衣装を着させていただき、私は走裕介ですが、中身は『渥美裕介』みたい(笑)な感じで一生懸命歌わせていただきます」とコメント。
会場には約500人のファンが詰めかける中、オープニングで、9人の歌手と青空たのし、田島喜男の司会者2人、合わせて全11人が勢そろいし、会を代表して渥美が「今日は、皆さん、貴重なお時間の中をお運びいただきましてありがとうございます。そして、今日も忙しい中を駆けつけてくれました素晴らしい歌仲間と一緒に精いっぱい歌いますので、どうぞごゆっくりとお楽しみください」とあいさつ。
その後、山本が「アカシアの雨がやむとき」、浅田が「大阪しぐれ」、走が「兄弟船」、島津が「酒場にて」、西尾が「未練の波止場」、若山が「他人酒」、角川が「夜の銀狐」、鏡が「無法松の一生」と、昭和の名曲を次々とカバー。
また、それぞれの新曲から走が「北のひとり星」、山本が「揺れて日本海」、浅田が「河内のからくち」、西尾が「歌姫」、若山が「冬燕」、島津が「海峡みなと」、鏡が「はなびらの雪」、角川が「女のなみだ」を披露。トリは渥美が務め、大ヒット曲「夢追い酒」や新曲「涙色のタンゴ」などを熱唱。
最後に義援金の贈呈式があり、この日集まった純益金137万3257円が、日本赤十字社を通して寄付。ファイナルは、出演者全員で昭和の名曲「青い山脈」を歌い、バラエティーに富んだ全38曲のプログラムで客席を存分に楽しませた。
「人仁の会」は、阪神淡路大震災が発生した1995年、同被災者救済を目的として渥美の主宰により発足。2011年以降は、東日本大震災へのチャリティーも同時に行い、熊本・大分地震への義援金も含めて、今回まで総額5725万4378円の純益金が集まり、その純益金はすべて日本赤十字社を通して寄付。
(サンニュース)

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