■長山洋子がデビュー35周年記念曲第2弾「じょっぱり よされ」発売。三味線の皮張り実演を初見学
今年でデビュー35周年を迎え、同記念曲第2弾「じょっぱり よされ/恋・三味線」(両A面シングル)をビクターエンタテインメントから6月27日に発売する演歌歌手・長山洋子(50)が6月26日、東京・荒川区の「三味線かとう」を訪れ、三味線の皮張り実演を見学した。
今度の新曲は、長山が得意とする三味線の魅力を伝えるべく「じょっぱり よされ」と「恋・三味線」という女心の相反する2曲を見事に演じ、歌い上げた作品で、立ち弾き三味線で歌うシングル曲としては約4年ぶりとなる。
そんな長山も愛用している「三味線」の魅力をより深く掘り起こそうと、日本の伝統楽器「三味線」の専門店である同店を訪れ、皮張りの実演を見学。長山のステージでも共演している津軽三味線 澤田流家元・澤田勝秋さんも立ち会う中、作業中の店主の加藤金治さん(71)にときおり質問しながら皮張り実演を興味深そうに見ていた。
実演見学を終了後、長山は「三味線が出来上がる工程というのは一度も見たことがなかったので前から見たかったのですが、特にこの皮張りは、こんなふうに短時間に、しかも昔ながらのやり方をしていることに驚かされました。昔からのやり方が一番いい方法なんだろうな、伝統楽器というのはそういうものなんだろうなと感じました」。
自らも皮張り体験をしたが、「体験と言っても、トンカチでトントンとやっただけです(笑)。外すのは真似ごとでもできると言われてやったのですが、締めるのは、縄を何本も使うのでこんがらがってしまいそうですし、難しそうですね。この皮張りは、長い経験を積みながら体を通して段々覚えていくものだ」と実感したそうだ。
現在、彼女が使用している三味線は「私が9歳で三味線を習い始めたころ、父が買ってくれましたが、いまもずっと使っています」という愛用の楽器で、「この三味線も年に何回か、定期的に皮を張り替えています。日本の四季は、湿気が多かったり少なかったりと、気候の変化があるため、ケースから出したらパンクしていたということもたまにあります。今日は、皮張りの作業を見学させていただき、とてもいい勉強になりました」。
新曲については、「35周年の記念曲第2弾では、津軽三味線の立ち弾きをやりたかったので…。『じょっぱり よされ』のじょっぱりとは、意地っぱりという意味でして、自分自身、覚悟を決めて、強い意思を持った女性をテーマに歌っています。もう1曲の『恋・三味線』は、三味線をテーマに、健気な女心を歌っています。タイプは全然違いまして、立ち弾きの『じょっぱり よされ』は、ビートもあって、とてもカッコいい仕上がりなんですけれども、もう一つの『恋・三味線』は、カラオケの初心者の方にもすぐに歌ってもらえるようなとても覚えやすくて、歌いやすい曲です。私の代表作に『じょんから女節』という定番曲がありますが、今回の『しょっぱり よされ』は、『じょんから女節』を知らない世代にも、やっときたねという熟年の方たちにも、年齢層に関係なく多くの皆さんに喜んでもらえるよう歌っていきたい」と話していた。
(サンニュース)

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