■岡ゆう子が新曲「望郷貝がら節」カラオケ決勝大会開催。千葉県の加藤隆治さんが優勝
今年1月24日に発売した新曲「望郷貝がら節」(作詞:仁井谷俊也、作曲:岡千秋、編曲:前田俊明)が好調な演歌歌手・岡ゆう子が5月24日、東京・文京区のキング関口台スタジオで、同曲を課題曲にしたカラオケ決勝大会を開催した。

大会には全国から105通の応募があり、この日の決勝大会にはテープ審査を通過した27名が出場。同曲を作曲した岡千秋さんらが審査員を務めた中、出場者が自慢ののどを競い合った。審査の結果、最優秀グランプリは、千葉県の加藤隆治さん(64)に決定。

加藤さんは「今日の歌の出来は自分ではまあまあというところですが、いつもよりキーを一つ上げて歌ったので、声もよく出たと思います。最優秀グランプリを頂けてすごくうれしく思います。『望郷貝がら節』はとてもいい曲なので、これからもずっと歌っていきたいと思います」と喜びを語った。
審査員を務めた岡千秋さんは「加藤さんの声質とこの作品にすごく一体感があり、非常に哀愁があってジーンときました。今回は難しい歌を書いたのですが、ここまで歌いこなしてくれてうれしい」と感想を述べた。

審査結果の発表を待つ間には岡ゆう子がミニコンサートを行い、新曲「望郷貝がら節」をはじめ、「湯島天神おんな坂」「くれない紅葉」「ひえつき望郷歌」「しあわせのサンバ」など、6曲を歌唱。
出場者全員の歌唱を熱心に聴いていた岡は「今日は広島や三重など遠方からも出場していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。私もああいうふうに歌ってみようかな、とお手本にさせていただきたいと思う方もたくさんいらっしゃいました。毎年カラオケ大会を開かせていただいていますが、参加者もいちばん多かったですし、年々レベルが高くなっているのを感じます。今日は男性の出場者の方も多かったですし、こんなに男性にお上手に歌っていただいてとてもうれしいです」と感想を述べた。

同曲は鳥取県の民謡「貝がら節」をモチーフに、親子の愛と望郷の心情を歌った作品。岡ゆう子は「岡先生、私の年齢に応じた、心にしみる作品を書いていただきました。私も歌っていると両親のことを思い出す、温かい作品です。来年の40周年に向けて、よりいっそう噛み締めながら歌っていきたいと思います」と意気込みを語った。
(サンニュース)
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