■香西かおりが東京・新宿文化センターで30周年記念リサイタル。ファンに感謝を込めながら全24曲熱唱
弾「わすれ花」(発売・ユニバーサルミュージック)が好セールス中の演歌歌手・香西かおり(53)が25日、東京・新宿区の新宿文化センター・大ホールで「香西かおり デビュー30周年記念リサイタル~風薫り 清しく 歌が 舞いおりる~」と銘打ったリサイタルを開いた。
1800席の会場は、熱烈な中高年ファンで満席の中、「驚くことに30周年です。きのう25周年をやったような気がするんです。振り向くと次は40周年ぐらいになっているんじゃないでしょうか。そんなふうに月日は忙しく、無事に今日まで歩んでまいりました。30年前の5月25日がデビュー日でした。『雨酒場』という歌でデビューさせていただいて、30年も歌ってこられたのも皆さま方のお陰です。ありがとうございました。1曲1曲、ていねいに一生懸命お送りしたいと思います。どうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします」と笑顔であいさつ。
25周年記念シングル「酒のやど」をはじめ、「宇治川哀歌」「恋草紙」「すき」、ギターバージョンで前作「とまり木夢灯り」、カバー曲から彼女自身が大好きな「木蓮の涙」、民謡ナンバーから「秋田長持唄」「五木の子守唄」、デビュー曲「雨酒場」、大ヒット曲から「流恋草」「無言坂」、30周年記念曲の最新シングル「わすれ花」など、アンコールを含めて全24曲を熱唱した。
その中で、今年2月16日に亡くなった作曲家・船村徹さん(享年84)について「船村先生は、見た目は強面ですが、すごく穏やかで優しく、背中を丸くしてギターを抱えて歌う姿が印象的で、いまでもそこにいるんじゃないかという気持ちになります。でも、人って不思議ですよね。(自分の胸を指しながら)ここにいますから…。いつもそんな姿だったり、あんな笑顔だったりで、ここにいます。私にとっては本当にいい出会いで、そしてせつない悲しい別れだったんですけれども。今日は船村先生に感謝の意味も込めまして、いただいた作品をお送りしたいと思います」と語りながら船村さんが作曲した「浮寝草」(2000年8月2日発売の18枚目のシングル)を披露。
また、新曲「わすれ花」については「季節から外れて咲く花のような恋にも人にも不器用な女の未練心をうたった作品です」とアピール。
最後に「たくさん皆さまに支えていただきながら無事に30年目を迎えさせていただきました。いつも宿題を抱えていて、できることからコツコツとやってきたらこんなに時が過ぎていたという気持ちです。デビューからずっとずっと香西かおりという歌い手を支えてくださったすべての皆さまに心から感謝します。ありがとうございました」と、客席のファンたちに感謝の気持ちを込めながら頭を下げた。
(サンニュース)

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