■佐々木新一が「胃がん」を宣告。徐々に回復、来年2月22日発売の新曲「みちのくランプの宿」をレコーディング
最新シングル「祖谷のかずら橋」(発売・キングレコード)が好調のベテラン歌手・佐々木新一(70)が7日、東京・文京区のキング関口台スタジオで来年2月22日発売の新曲「みちのくランプの宿」(詞・仁井谷俊也、曲・宮下健治)の公開レコーディングを行った。
この日を迎えて、「また歌うことができてうれしい」と笑顔を見せたが、それは医師から「胃がん」を宣告され、「もう歌えなくなるかもしれない」とまで言われていたからだ。
今年6月に体調不良を訴え、病院で検査を受けたところ、医師から「胃がん」を宣告。「このまま治療をしなければあと半年の命」と言われ、7月に入院。8月7日の古希を祝うディナーショーには無理矢理出演し、さらに体調が悪化し、同9日、手術を受けた。
その後は、通院しながら抗がん剤治療を続けているが、11月上旬から食事ができるようになり、62㌔あった体重が46㌔まで急激に減ったが、いまは6㌔増え、52㌔台にまで戻ったそうで、「まわりからは無理するな、風邪はひくなとかうるさく言われますが、本人はいたって元気です」とニッコリ。
そんな中でのレコーディングで、「歌をしばらく歌っていないので、声が出るかどうかわからない」と言いながらも、本番のレコーディングでは病気のことを全く忘れさせるような従来の艶と張りのある美声で歌い上げた。
がんの宣告を受けたときは、「それまでは大病したこともありませんし、病院とは全く無縁でしたから、胃がんと宣告されたときは、何でオレががんなの…と思いました」と落ち込んだが、「自分には歌がありますし、新曲もこうして出すことができるので、前向きな気持ちが自分の中にはあります。それにファンの皆さんに『いい歌をもう少し歌っていかなければいけないよ』と言われているようで、あと何年かは歌っていけるような気がしています」。
今度の新曲は「初めての夫婦ものです。これまで夫婦の間でいろいろなことがあったけれども、これからも2人で頑張っていこうねという歌です。これからは妻のことを大事にしていかなければいけないのでしょうが、オレのことも大事にしてほしいですね(笑)」。
作詞を手がけた仁井谷俊也さんは「こういう温かい歌、感謝の気持ちを込めた歌がいいかなと思って作らせていただきました」、作曲の宮下健治さんは「大病されたので、悲しい歌、さみしい歌よりもかみさんに感謝の気持ちを込めて、ほのぼのとした温かいメロディーラインがいいのではと思って仕上げてみました」と創作意図を語った。
胃がんを宣告されて以来、8月7日のディナーショー以外はすべての仕事をキャンセルして治療に専念している毎日だが、「早く病気を治して、ステージに立つ姿が見たいと言ってくださるファンも多いので、勇気づけられます」。
「祖谷のかずら橋」で初の歌碑が建立され、その除幕式に出席することができなかったので、「来年はぜひ歌碑を見に行きたいですし、その徳島で10月に開催される『祖谷平家まつり』にも行ってみたい。3月には大阪でのゲスト出演もありますので、それまでに病気を治して、元気な姿を皆さんに見ていただきたい」と話していた。
(サンニュース)

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