■中村雅俊が全国20カ所ツアーの東京公演を中野サンプラザで。全25曲熱唱。母親の死を初公表
53枚目の最新シングル「ならば風と行け」(東建コーポレーション イメージソング)=日本コロムビアから9月14日発売=が好セールス中の俳優で歌手・中村雅俊(65)が3日、東京・中野区のサンプラザホールで「中村雅俊コンサートツアー2016 “L―O―V―E”」と銘打ったコンサートを開いた。
コンサートツアーは歌手デビューの年から毎年欠かさずに行っており、コンサート本数はまもなく1500回を数える。今年は10月1日の東京・かつしかシンフォニーヒルズからスタートし、この日は、全国20会場(全20公演)でのツアーの東京公演で、18カ所目。
約2200席の会場は、熱烈なファンで満席の中、いつものツアーとは違って客席から登場して客席を驚かせた中村は「ようこそいらっしゃいました。今日は限られた時間ですけれどよろしくお願いします。今日は25曲歌いますが、不安がいくつかあります。それはこの中村、ヒット曲がそれほど多いわけじゃないということです。25曲の中に限られたヒット曲をちりばめて構成していかなければなりません。ですからヒット曲の確立は、2割5分です。4曲あるとしたら知らない曲が3曲、4曲目で初めて『あっ、これ知ってる』という感じでいきます。皆さん、ついてきてくれますか?」とジョークを交えながらあいさつ。
往年のヒット曲から「俺たちの旅」「心の色」「恋人も濡れる街角」「いつか街で会ったなら」、ミリオンヒットを記録したデビュー曲「ふれあい」、7年ぶりに発売した前作シングル「はじめての空」、それに現在、東建コーポレーションのTV―CMでもオン・エア中の新曲「ならば風と行け」など全25曲を熱唱。
途中、今年でビートルズ来日50周年を記念して、「Golden Slumbers」「Nowhere Man」「I Feel Fine」のビートルズナンバー3曲をジョン・レノンになりきって披露した。
またこの日、かねてより療養中だった彼の母親・中村やい子さんが、11月8日午前10時52分、心不全で他界(享年94)したことを初めて公表。通夜・告別式は、11月15日、家族葬にて執り行ったそうで、病院で最後を看取った彼は「今年のコンサートを楽しみにしていた母に見せてあげられなかったのが残念ですが、今日は精いっぱい歌い、母に捧げたい」と話していた。
この後、12月11日に大阪・新大阪メルパルクホール、同24日の福井・ハートピア春江の2カ所でファイナルを迎える。
新曲「ならば風と行け」は、全世代に向けて送る「人生のエール(応援歌)」として力強く歌われるバラード曲。DVD付仕様盤には、2015年10月12日に神奈川県民ホールで行われた中村雅俊コンサートツアー「COLOR OF HEART」より最新のLIVE映像を収録。
(サンニュース)

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