■佐々木新一が新曲「祖谷のかずら橋」カラオケコンテスト決勝大会。三重県の福井久富さんが優勝
今年で芸道51年目を迎え、昨年10月7日発売の新曲「祖谷(いや)のかずら橋」(発売・キングレコード)がヒット中のベテラン演歌歌手・佐々木新一(69)が13日、東京・文京区のキング関口台スタジオで同曲を課題曲にしたカラオケコンテスト決勝大会を開いた。
徳島県の祖谷を舞台にしたメジャー調の明るくさわやかなふるさと演歌で、発売当初から人気を集め、大ヒットの兆しを見せている。そんな人気曲のカラオケ大会に全国から325人の応募があり、厳正なる予選審査を通過した全25人=最年少は50歳から最年長は85歳まで。そのうち女性は8人=が、この日の決勝大会に出場。
同曲を作詞した仁井谷俊也さん、作曲の宮下健治さん、担当ディレクター・中田信也さんの3人が審査する中、出場者それぞれが日ごろから鍛えてきた自慢のノドと個性を発揮しながら競い合った。
その結果、三重県度会郡在住の福井久富さん(66)=元JR東海勤務=が優勝の栄冠を手にした。
また、準優勝は徳永秀也さん(63)=千葉・浦安市=、佐々木新一賞は門倉彬さん(85)=神奈川・大磯町=、審査員特別賞は矢間廣子さん(66)=徳島・徳島市=にそれぞれ決まった。
優勝した福井さんは「カラオケ歴は35、6年になりますが、大病(大腸がん)を患い、8カ月前に手術をしましたので、もう大好きなカラオケで歌うのは無理かなとあきらめていました。そんなときに今回の佐々木新一さんのカラオケコンテストがあることを知り、佐々木さんは昔から大ファンでしたので思い切って挑戦させていただきました。お陰さまで体調のほうはよくなってきましたが、まさか優勝できるとは思ってもいませんでしたので、この大会で復活することできてとにかくうれしいです」と大感激。
佐々木さんは「回復されて本当によかったです。この優勝はいい薬になりましたね。これからもお元気で、好きな歌を存分に楽しんでください」と、一緒に優勝を喜び合った。
表彰式前にはミニライブを行い、大ヒット曲の「あの娘たずねて」、同「君が好きだよ」、新曲「祖谷のかずら橋」の全3曲を披露した。
デビューして半世紀を超えるベテラン歌手だが、カラオケ大会は今回が初めてだそうで、「初めての経験なので、どんなカラオケ大会になるか楽しみにしていましたが、予想以上に皆さんのレベルが高く、しかも皆さんそれぞれに個性と味があって、僕にとってもいい勉強をさせていただきました」と話していた。
この春には、同曲の舞台になっている徳島県の「祖谷のかずら橋」を訪れ、同地でヒット御礼イベントを行う予定。
(サンニュース)
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