■大月みやこが三越劇場で秋のコンサート。過去15回で歌唱したカバー曲からセレクト。篠笛奏者・佐藤和哉とのコラボも
デビュー53年目を迎え、最新シングル「紅の傘」=キングレコードから3月23日発売=がロングヒット中のベテラン演歌歌手・大月みやこ(70)が22日昼夜2回、東京・日本橋の三越劇場で「大月みやこ 2016 秋のコンサート」と銘打ったコンサートを開いた。
毎年恒例の秋のコンサートで、チケットは昼夜ともに完売。今年で16回目を数えるが、過去15回で歌唱したカバー曲は200曲を超え、今回はその中から特にリクエストの多かった楽曲を中心に構成。また恒例のゲストコーナーには、いま話題の篠笛奏者・佐藤和哉(34)を迎え、若い才能とのコラボも見どころの一つだ。
「ありがたいことに毎年恒例の秋のコンサートになりましたが、この三越劇場でスタートして16回目=その前は博品館で開催=ということで、毎年続けてこられて、たくさんの皆さんが楽しみにしてくださっている空気を作っていただけたことは本当にうれしいです。いつものコンサートとは違う企画でずっとやってきて、今年はその中からもう一回聴きたいという曲をリクエストしていただいてプログラムを作りました。今回は、過去15回で歌わせていただいたカバー曲約200曲の中から特にリクエストの多かった曲を収録したアルバム『ベスト・オブ“秋のコンサート”~夢であいましょう~』が明日11月23日に発売になりますので、その中に収録されている曲はほとんど皆さんに聴いていただきたいと思います」
約500席の会場は、昼夜ともに満席の中、「早いもので、今年もクリスマスソングが流れる季節になりました。ついこの間、リオのオリンピックで大騒ぎしていたのが遠い昔の話みたいに感じるのは私だけでしょうか。海の向こうではショッキングなことが続き、世界中が明日への羅針盤を見失っているみたいです。何だか落ち着かない日々ですが、今日このひとときだけは私の歌で楽しんでいただければ幸いです」。
「毎年、この舞台ですてきな皆さまとお会いできますこと、とても幸せでございます」と笑顔であいさつし、現在ヒット中の新曲「紅の傘」をはじめ、故・永六輔さんが作詞した「見上げてごらん夜の星を」、ザ・ピーナッツの「大阪の女」、ダークダックスの「銀色の道」、海外の名曲から「テネシーワルツ」、ゲストの篠笛奏者・佐藤和哉とコラボで「ゴンドラの唄」「星影の小径」、故・美空ひばりさんの「みだれ髪」、昭和の名曲から「蘇州夜曲」「湖畔の宿」、韓国の名曲「別離(イビヨル)」、オリジナルヒットから「白い海峡」「女の駅」「女の港」、それにファイナルの「夢であいましょう」の全25曲を熱唱した。
(サンニュース)
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