■山川豊がデビュー35周年記念コンサートで全31曲熱唱。リハーサルの様子を120人に初公開。沖縄公演発表
デビュー35周年記念曲「再愛/蜃気楼の町から」(両A面シングル、発売・ユニバーサルミュージック)がロングセラー中の演歌歌手・山川豊(58)が3日、東京・有楽町のよみうりホールでデビュー35周年記念コンサートを開いた。
この日は、開演前、熱狂的なファンの中から120人を招待し、初めてリハーサルの様子を公開。「初めて公開リハーサルをファンの方々に見ていただくことになり、皆さんが喜んでくれると思いますし、僕もうれしいです。今日は思い出に残る1日になると思います」と笑顔を見せ、代表曲「アメリカ橋」と新曲「再愛」の2曲を披露。
ところが、1曲目の「アメリカ橋」で、途中で歌に入るところを間違えるという前代未聞のミスを犯し、「こんなことは初めてで、これから始まるコンサートのことや、35年間のことを思い出しているうちに思わず間違えてしまいました。作詞の山口洋子先生、作曲の平尾昌晃先生に申し訳ありません」と照れ笑い。
そして本番では、1100席の会場が中高年ファンで満席の中、「ニューヨーク物語り」をはじめ、「霧雨のシアトル」、兄・鳥羽一郎の「兄弟船」、昭和の名曲から「影を慕いて」「暖簾」「for you…」、オリジナルヒット曲から「函館本線」「ときめきワルツ」「流氷子守歌」「しぐれ川」「夜桜」、メドレーで「こころ花」「我が娘へ」「友情―とも―」「蜃気楼の町から」、大ヒット曲「アメリカ橋」、前作シングル「螢子」、それに新曲「再愛」など、アンコールを含めて全31曲を熱唱し、35周年の集大成ステージで最後まで客席を楽しませた。
35年間の中で「歌が売れない時期が一番つらかった」と振り返りながら「35年の間、たくさんの方にご声援、応援していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。これから40周年に向けて新たな気持ちで頑張っていきたい」と意欲満々。
長い間、音楽業界を見てきた彼は「いまCDの売り上げが全体に落ち込んでいますので、僕たちがもっともっと頑張らなければ」と反省しながら「必ずヒットを出すんだという気持ちでこれからも頑張って歌っていきたいですね。また、ピコ太郎のように演歌の世界も変わっていかなければ…」と笑いを誘った。
また、毎年恒例のコンサートイベント「長良グループ・演歌まつり」について、来年2017年は名古屋・大阪・東京公演に加えて、沖縄公演も開催決定したことが本日発表された。飛行機の苦手な山川は「沖縄でも『長良グループ・演歌まつり』開催決定ということは、飛行機に乗らなきゃいけないんですよね…」と不安げな表情がありつつも、「でも沖縄でも楽しみにしている方々のために、頑張ります」と笑顔を見せた。
なお、3月16日発売の新曲「再愛」「蜃気楼の町から」の2曲を含む全32曲を収録したベストアルバム「山川豊 35周年記念ベストアルバム」(7月20日発売)も大好評だ。
(サンニュース)
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