■藤原浩が富山・大牧温泉を舞台にした新曲「雪舞いの宿」発表会。仁井谷俊也さんと徳久広司さんも応援に
デビュー23年目を迎えた演歌歌手・藤原浩(56)が、キングレコードから8月17日にニュー・シングル「雪舞いの宿」(詞・仁井谷俊也、曲・徳久広司)を発売したのを記念して22日、東京・渋谷区のシダックスカルチャーホールで新曲発表会を開いた。
新曲は、船でしか渡れない富山県にある秘境「大牧温泉」を舞台に、せつない女ごころをうたった艶歌で、「情緒豊かな大牧温泉を舞台にした曲ですが、あえて女性っぽさを出さず、地声を多様した歌唱法でこの艶歌を歌っています。前作の『越前つばき』はイントロからスケールの大きなアレンジになっていますが、今度の新曲は、前奏はしっとりと、3コーラス歌ったあとはダイナミックにというアレンジで作っていただき、とても歌いがいのある作品をいただきました」と藤原。
この日は、台風にもかかわらず大勢の熱烈なファンが詰めかける中、オープニングで、ふだん見せることのないレコーディングの様子を収録したビデオ映像を初公開した後、新曲「雪舞いの宿」を披露し、「(台風が来て)本当に大変なことになってしまいました。今日から(「嵐を呼ぶ男」に主演の石原裕次郎さんを文字って)藤原裕次郎に名前を変えようかなと思っています(笑)。台風の中、本当にありがとうございます」とあいさつ。
同曲を作詞した仁井谷俊也さんと作曲の徳久広司さん、担当ディレクターの中田信也さん(キングレコード)が応援に駆けつけ、中田ディレクターは「藤原浩と出会って、『こぼれ酒』から今回で5作目になります。今回の歌のテーマになっている大牧温泉には、僕は2回ほど行ったことがありますが、それをテーマに仁井谷先生にお願いして出来上がった作品です。藤原は艶歌を歌うのに十分な手ごたえを感じながら歌ってくれていて、安心しました。これからの藤原浩は、このような王道の演歌を歌える横綱を目指して頑張ってほしいと思います」と期待を寄せた。
仁井谷さんは「大牧温泉は船でしか行けないので、大雨が降ったり、雪が降ったら行けません。今日は(台風なのに)渋谷で新曲発表会ができてよかったなと思います。サスペンスドラマにもよく出てきますが、皆さんも機会があったらぜひ行ってみてください。そして、この歌がヒットしますよう皆さんもどんどん歌ってください」。
徳久さんは「大牧温泉は素晴らしい場所ですので、私もぜひ行ってみたいと思っています。リオオリンピックでは『チームワーク』という言葉がよく使われましたが、歌作りもチームワークが大事でして、全員が力を合わせないといい作品ができません。これからはお客さんたちもわれわれのチームの一員ですから、ぜひ皆さんも引き続き応援してください」と話していた。
その後、前作シングル「越前つばき」、過去のシングル作品から「ふたりの始発駅」「あなたが終着駅」「みちづれの花」「骨まで凍える女です」「こぼれ酒」、新曲のカップリング曲「裏町ひとり酒」、そしてファイナルで再度、新曲「雪舞いの宿」など全14曲を熱唱した。
(サンニュース)
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