■角川博、半田浩二、大石まどから全8アーティストが集まり、震災復興を願って第1回チャリティーコンサート
角川博(62)、半田浩二(52)、大石まどか(43)、岩本公水(40)、川野夏美(35)、大城バネサ(34)、こおり健太(33)、パク・ジュニョン(34)の演歌・歌謡曲系の8アーティストが一堂に会して11日、埼玉・さいたま市文化センター大ホールで「第一回『唄と踊りの祭典』」と銘打った震災復興チャリティーコンサートが開かれた。
これは、東日本大震災から5年がたったいまもなお復興への道のりが半ばの中、今年4月には九州・熊本県を中心とした「熊本地震」が発生し、多くの死傷者や家屋の倒壊など甚大な被害をもたらした。そんな大地震で被災した人たちへの応援支援を「歌」を通して行いたいとして、今回、8アーティストたちがレコード会社、所属プロダクションの枠を越えて実現したもの。
約1000人のファンたちが詰めかける中、角川が「雨の函館」を歌ってオープニングの幕を開け、パクは「被災者の皆さんのところまで僕の歌声が届くように一生懸命歌わせていただきます」。こおりは「僕の故郷・宮城県亘理郡山元町は被災地ですが、やっと常磐線坂元駅の看板がやっと上がりまして、今年夏ごろには常磐線が通る予定になっています。逆に、ありがとうございました。今日は感謝の気持ちを込めて歌わせていただきます」。
大城は「今日は、(熊本地震からの)いち早い復興を願って歌わせていただきます」。川野は「私も皆さんと心を一つにして一刻も早い復興を願って、そして今日来てくださった皆さんに元気になって帰っていただけますように心を込めて歌います」。
岩本は「今日は元気なお客さまに元気な歌をお届けして、日本中が元気になるように元気に歌をお届けしたいと思います」。大石は「私は熊本の地震のときにテレビの収録で北九州にいまして、バスで移動していたら震度4ぐらいの地震に遭いまして、ホテルに着いたらエレベーターが止まっていました。今日は思いが届くように元気に歌いたいと思います」。
半田は「東北の震災のときは、何カ所かの被災地におじゃまさせていただいて、避難所で飯炊きのお手伝いなどをさせていただいたのですが、今回の熊本地震では、来月、財布の中に入ったお金を全部持って行ってこようと思っています」。角川は「今日はみんなで歌を届けて、被災地のほうへ声が届けばいいなとみんなも言っていましたが、その通りでして、僕も頑張って歌わせていただきます」とあいさつ。
歌と踊り(日舞)のコラボで、岩本が「花筏」、半田が「大連の街から」、こおりが「山吹の花」、大城が「俺の漁歌」、川野が「冬の月」、パクが「嘆きの雨」、大石が「忍び里」、角川が「蒼い糸」、新曲コーナーで、パクが「河口湖」、こおりが「雨の舟宿」、大城が「逢いたい島」、川野が「九官鳥」、岩本が「面白山の滝」、大石が「命、燃えて」、半田が「雨やどり」、角川が「かなしい女」、そしてファイナルは全員で「花は咲く」など全41曲を熱唱した。
この日のコンサートの収益金の一部とロビーに置かれた募金箱の義援金は、被災地に寄付される。
(サンニュース)
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