氷川きよしが「KIYOSHI」名義で3年ぶりのポップスコンサート。英語詩の曲や未発表の新曲も披露
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ニュース KIYOSHI, 氷川きよし, 舞浜アンフィシアター
最新シングル「さすらい慕情」がヒットし、7月8日発売のニュー・アルバム「新・演歌名曲コレクション―さすらい慕情―」(発売・日本コロムビア)も、オリコンアルバムチャート初登場3位(7月20日付)を獲得して好セールス中の演歌歌手・氷川きよし(37)が、「KIYOSHI」名義で28日、千葉・浦安市の舞浜アンフィシアターで「KIYOSHI special concert 2015~KIYOSHI’S SUMMER~」と銘打ったポップスコンサートを開いた。
KIYOSHI名義でのコンサートは、今回が3年ぶり2回目。前回は2012年9月27日に東京・メルパルクホール東京で行い、2公演で3164人動員。演歌・歌謡曲のみならず、幅広いジャンルの曲を歌いこなす歌唱力では定評のある彼だが、この日のステージは、「演歌界の貴公子・氷川きよし」とはまたひと味違った一面が見られるポップス曲のみで構成されたスペシャルコンサートで、この日(1公演)と翌29日(2公演)の両日開催(3公演で6510人動員)。
2170席の会場は、オープニングから熱い声援が飛び交う中、「僕が演歌を歌い始めたのは16歳のときだったんですけれども、その前はポップスを歌っていまして、青春時代に励まされたりしました。
今日は、等身大の僕をこの歌(ポップス)で表現させていただきたいと思います。演歌とポップスは、僕の中では和食と洋食の違いでして、おそばもおいしいし、スパゲッティーもおいしい。ポップスは僕の中では洋食でして、歌を料理して歌わせていただきます。どうぞ最後まで楽しんでいってください」と挨拶。
井上陽水の「少年時代」をはじめ、彼が生まれた年、1977年にヒットした曲から山口百恵の「イミテーション・ゴールド」や沢田研二の「勝手にしやがれ」、西条秀樹の「情熱の嵐」、6歳のときに好きだったTVアニメのエンディングテーマ「ぼくのジュリアーノ」、TVドラマやCMでヒットしたラブソングから米米CLUBの「君がいるだけで」、松田聖子の「SWEET MEMORIES」、TV番組に出演して歌ったカバー曲からTHE ALFEEの「星空のディスタンス」、尾崎豊の「I LOVE YOU」など全23曲を熱唱。
また、全編、英語詩で歌うのは初めてというニルソンの「Without You」に初挑戦したり、TM NETWORKの木根尚登が彼のために作曲したポップス曲「hug」(CD化未定)を初披露。アンコールでは、ファンへのサービスとして最新シングル「さすらい慕情」とニュー・アルバム「新・演歌名曲コレクションーさすらい慕情―」に収録の「男花」の2曲の演歌も歌って、最後まで満員の客席を楽しませた。
歌い終わって、「すごく気持ちよく歌わせていただきました。またポップスコンサートを開きたいですし、できたらツアーもやってみたいですね」と目を輝かせていた。
(サンニュース)
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