世界初の新型ビジュアル系イケメン演歌歌手・最上川司が、ロックの聖地、鹿鳴館でソロデビュー記念イベント。「まつぽいよ」を10日発売
山形・河北町出身の世界初の新型ビジュアル系演歌歌手・最上川司(もがみがわ・つかさ)が、今月10日にユニバーサルミュージックからデビュー・シングル「まつぽいよ」(詞曲・最上川司)を発売することになり、その前日9日、東京・目黒区のライブハウス、鹿鳴館で「最上川司 演歌歌謡ショー」と銘打ったソロデビュー記念イベントを開いた。
デビュー曲「まつぽいよ」のタイトルは、「まぶしい、愛しい」の意味を持つ東北地方の方言で、東京に出てきた最上川が、故郷・山形の父母、友人、町の風景を思い出しながら感極まるという作品だ。
演歌が好きな父親の影響で3歳のころから演歌を聴いて、歌って育った彼は「最初に覚えた演歌は『北国の春』でして、段々演歌が好きになっていって、いまでは大好きになりました。
小学校6年のとき、卒業文集に『演歌歌手になるのが夢』と書きました。でも、その後はロックバンドをやることになりましたが、3年前ぐらいからどうしても演歌歌手になりたいと思い、今回、ようやくその夢がかなうことになりうれしいですね」。
ロックバンドの聖地として知られる同ライブハウスで、デビュー前日の6月9日(ロックの日)に演歌歌手のデビューイベントを行うという異色のステージに約150人の熱狂的ファンが詰めかける中、「遂に明日、最上川司がデビューします」と挨拶し、デビュー曲「まつぽいよ」をはじめ、同カップリング曲で細川たかしのヒット曲のカバーから「北酒場」、石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」、坂本冬美の「夜桜お七」など、アンコールを含めて全10曲を熱唱。
また、現在活動中のビジュアル系バンド、THE MICRO HEAD 4N’S(読み・マイクロヘッドフォンズ)のギターのSHUN.(シュン)が『ニュークラブ司』という店のマスター役を務め、オーナー役の最上川と2人で寸劇も披露し、「デビュー曲の『まつぽいよ』は、2、3年前に作った曲です。僕が人生で思い悩んでいるとき、15年前に上京する際、手を振って見送ってくれた父と母の姿を思い出しながら作りました。
これからは演歌歌手としても皆さんの心に響くような歌を作って歌っていきたいですね。日本の方にはもちろん、これまでロックバンドで、ヨーロッパやアメリカなどで何度も海外ライブをやってきて僕のことを知っている外国人もたくさんいらっしゃいますが、それ以外の外国の方々にも僕の演歌を聴いていただきたいですし、大きな夢ですが、演歌を通して日本と海外の架け橋になれたらいいですね。そして、紅白もぜひ目指したい」と話していた。
最上川は、2009年、同社からビジュアル系ロックバンド、D’espairsRay(読み・ディスパーズレイ)のドラマーとしてデビューし、日本はもとより、欧米9カ国のライブで総動員数1万5000人を動員したり、ドイツで7万人を集めたEU最大のメタルフェス「Wacken Open Air」に唯一の日本人バンドとして参加するなど、海外でも人気を集め、2011年6月、解散。
その後、昔から好きだった演歌で自分の思いを伝えていこうといろいろ模索し続けている中で、ビジュアル系バンド、THE MICRO HEAD 4N’S(読み・マイクロヘッドフォンズ)からメンバーに誘われ、バンド活動を再開。
一度は演歌の道をあきらめるが、どうしても演歌への夢が捨てきれず、その思いを現在のバンドのリーダーで所属事務所社長のkazuyaに話したところ、『夢で終わらせたらもったいない。バンドと掛け持ちでやってみたら』と言われ、他のメンバーの協力もあって、同バンドのドラマー、TSUKASAとしての活動と並行して「演歌歌手・最上川司」としてソロ活動をスタートさせることになったもので、「ロックも演歌も全力をかけて頑張っていきたい」と大張り切りだ。
CD発売に先がけて5月13日から配信された同曲は、iTunes歌謡曲チャートでいきなり1位を獲得し、4月度のCANシステム演歌問い合わせチャート1位になるなど早くも話題沸騰中だ。
(サンニュース)
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