■デビュー10周年の工藤あやのが東京・花園神社で初のヒット祈願。「10年で培ってきたものすべてを賭けて『洗ひ髪』を歌ってヒットさせたい」
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2014年1月29日に「さくらんぼ 恋しんぼ」でデビューして今年で10年目を迎える演歌歌手・工藤あやの(28)が、8枚目のニューシングル「洗ひ髪」(作詩・原文彦、作曲・弦哲也、編曲・若草恵)を徳間ジャパンコミュニケーションズから1月18日に発売するのを記念して17日、東京・新宿区の花園神社で新曲ヒット祈願を行った。
今度の新曲は、師匠の作曲家・弦哲也さんと作詩家・原文彦さんによる「文学的演歌」の第2弾(第1弾は、昨年1月26日発売の「白糸恋情話」)で、旧仮名の〝ひ〟という文字を使って文藝の世界を彷彿とさせるタイトルにし、待てど暮らせど来ぬ人への思いが爆ぜる女性の悲恋を歌ったスケールの大きな作品だ。
また、カップリング曲「加賀友禅燈ろう流し」は、金沢の風物詩「加賀友禅燈ろう流し」をモチーフにした作品で、どちらも歌手として成長した工藤あやのの魅力を存分に引き出した楽曲として話題を呼んでいる。
この日は、大勢のマスコミ陣が詰めかける中、拝殿でご祈祷を受けた後、境内にある芸能ゆかりの「芸能浅間神社」でもご祈祷を。そして、拝殿前に設置された賽銭箱の前でご祈祷の札を披露した工藤は「ヒット祈願でご祈祷していただいたのは初めての経験です。あまりのうれしさにウルっときてしまいました。10年の間には、3年間のコロナ禍をはさんだのですが、私にとってその3年は決してマイナスだけではなくて、プラスになったこともたくさんあり、それも含めての10年を迎え、今日、こうして生まれて初めての特別な日を迎えさせていただいて、本当に私は恵まれていますし、幸せ者だなと思います」と感激もひとしお。
新曲「洗ひ髪」は「前作『白糸恋情話』から一つの小説を読んでいるかのような作品をつくっていただきまして、今回は前作の『義血侠血』のように題材になった小説はありませんが、この歌を聴いていただいたときに皆さんそれぞれが思い描く世界観に浸っていただけたら…。この『洗ひ髪』は、旧仮名遣いを使っているところも情緒あふれる古典的な日本の良さが出ていますし、イントロから歌の世界観に自然と連れて行ってもらえるような作品になっています。どの時代にも愛される作品になったらいいですね」とアピール。
プレ10周年の昨年は、9年から10年に向けて「910(KUDO)プロジェクト」と銘打ち、自身の誕生日・5月7日のバースデー配信をはじめ、母校の高校での講演会(6月開催)、東京(6月)、大阪(12月)、地元・山形(9月)の3カ所でのコンサートツアーなど、精力的に活動してきたが、「そのツアーでは、正直、こんなにたくさんの方が工藤あやのに興味を持っていただいていたんだと思ったのが自分の想像以上で、10年の歩みは無駄ではなかったんだ。もっともっといけるなと、自分の可能性を強く感じました」と有意義な年を過ごした。
そして、今年は「『洗い髪ポスター大作戦』と称して、全国津々浦々のいろんな方々が行き交うところにポスターを貼っていただく企画をやっている最中です。また、全国どんなところでも、たとえたんぼの一角でもどこでも歌ってみたい。月に1回は、いろんなところに行って歌うツアーも企画しています。今年は『会いたいツアー』を精力的にやっていきたい」と意欲満々だ。
2023年の目標は「メンタルケアのアドバイザーなど資格をたくさんとって、自分にも自信をつけて誰かの支えになればいいなと…。あとは、自分でイベントを企画してやっていく。去年からやっているのが東北4大祭りの一つ『花笠祭り』でして、今年は全国のみんなとできればいいですね。今度の新曲『洗ひ髪』は私が大好きな作品でして、自分が歌いたいと思って息を吹き込ませていただいたこの作品を、10年という年月で培ってきたものすべてを賭けて歌っていきます。一人でも多くの皆さんに届くように頑張っていきたい」と話していた。
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