■工藤あやのが来年10周年に向けてのコンサートを東京・日本橋三井ホールで開催。ツアーとして8月に大阪、9月に地元・山形でも実施
デビュー9年目を迎え、約2年ぶりの新曲となる第7弾シングル「白糸恋情話」(詩・原文彦、曲・弦哲也)=徳間ジャパンコミュニケーションズから1月26日発売=が好調の演歌歌手・工藤あやの(28)が17日、東京・中央区の日本橋三井ホールで「9→10 あやのコンサート in TOKYO~おかげさまで来年十周年~」と題したコンサートを開いた。

これは、来年で10周年を迎えるにあたり、「910(KUDO/くどう)プロジェクト」と銘打ったコンサートの一環で、この日を皮切りに、8月10日に大阪・豊中市のアクア文化ホール、9月11日に地元・山形(会場・詳細は後日発表)の3カ所で初めてのコンサートツアーを開催(大阪でのソロコンサートは初めて)。そんなコンサートツアーの初日を迎え、「9と10という数字は『クー、ドー』なので、何か出来ないかいうことで10周年に向けてコンサートをスタートさせることにしました。来年が10周年で、まだ1年先ですが、10周年を迎えるときには紅白にも出たい。みんなと一緒に新しい世界を見たい。そういう思いからみんなで一生懸命頑張っていこうという気持ちで今回のコンサートをさせていただくことになりました。10周年にはぜひ夢を実現させたい」と大張り切りだ。

現在、ソロ活動のほかに、東北出身の女性演歌歌手3人=工藤あやの、津吹みゆ、羽山みずき=のユニット「みちのく娘」としても活動中で、「『みちのく娘』のユニットでの活動では、私たちの師匠で舞踊振付家の花柳糸之先生に監修していただいていまして、今回のソロコンサートでもその花柳先生に監修をしていただいているのですが、『みちのく娘』と同じような早替え、それ以上のものを皆さんに見ていただき、聴くだけではなく、目でも楽しんでいただけるコンサートを楽しんでいただけたら…。衣装からも私自身の明るさ、元気さが伝わればいいなと思います」とアピール。
会場には約300人の熱烈なファンが詰めかける中、「今回は、私の誕生日の5月7日にバースデー配信をやってみたり、みんなと何か交わってイベントをやりたいなと、有言実行の年にしたくて『910(KUDO)プロジェクト』と名付けました」とあいさつし、前作シングル「大阪花吹雪」をはじめ、2018年10月3日発売の初アルバム「工藤あやの ファースト・アルバム」から「恋微熱」、カバー曲から石川さゆりの「恋は天下のまわりもの」、吉幾三の「酔歌~ソーラン節入り~」、2014年1月29日発売のデビュー・シングル「さくらんぼ 恋しんぼ」、そして新曲「白糸恋情話」など全18曲を熱唱。

最後に監修の花柳糸之さんと、客席から恩師の作曲家・弦哲也さんがステージに上がり、弦さんが「皆さんに足を運んでいただいて、まるで自分のことのようにうれしくて、感謝の気持ちでいっぱいです。来年10年目を迎えるわけですが、今日のコンサートはいろんな表情のあやのを見せてもらいました。いろんなチャレンジをするのは大事ですが、足下をもっともっと固めて、完成度の高い舞台を作っていくよう頑張ってください」と激励すると、工藤は感激のあまり涙を流した。現在、新曲がYouTubeでも大反響だそうで、「私が知らないところでもカラオケ教室のレッスン曲になっていたりして、工藤あやのが歌っているのを知らない方は『楽曲が好き。そして、歌っているのが工藤あやのだった』と。だけど、そこから工藤あやのを知っていただき、最近の曲まで聴いていただけるようになったので、自分にとってはかけがえのない1曲です。泉鏡花さんの小説『義血侠血』を題材にしたとてもすてきな作品をいただきました」。
そして、「ずっとテンポの早い歌を歌ってきましたが、今年は『白糸恋情話』という歌の力が試される楽曲をいただいたので、これからは自分の声を皆さんに味わっていただけるようなスケールの大きな歌を歌っていきたい」と話していた。
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