■原田悠里が毎年恒例のコンサート。創作コーナー「歌語の浪朗唱」に挑戦。第74回文化庁芸術祭に参加
今年でデビュー38年目を迎え、最新シングル「萩しぐれ」がカラオケ誌のカラオケリクエストランキング2週連続1位と好調の演歌歌手・原田悠里(64)が10月1日、東京・大田区の大田区民ホール・アプリコ 大ホールで「原田悠里コンサート2019~歌語(うたかた)の浪朗唱(ろうろうしょう)~」と銘打ったコンサートを開いた。
年に一度、東京で行っている恒例コンサートで、今年で14回目。今回の目玉は「歌語の浪朗唱」と題した創作コーナーで、音楽教師出身の原田は、オペラ「蝶々夫人」をモチーフに、自身のルーツであるクラシック音楽、演歌、歌謡浪曲の3ジャンルを融合させた壮大な音楽に挑戦することになったもの。そして、同大阪公演は「第74回文化庁芸術祭」への参加も決定している。
本番前、公開リハーサルで「歌語の浪朗唱」を約20分間披露した原田は「(デビュー前)私はクラシックをやっていたこともありまして、よく演歌歌手になったのはどうしてですかと聞かれることがあります。私の中では、美空ひばりさんにあこがれ、マリア・カラスに感動して、北島(三郎)先生に歌手にしていただき、いまは二葉百合子先生に歌謡浪曲のご指導をいただいているという素晴らしい師匠との出会いがあるぜいたくな歌手人生でして、何とかその流れを一つの形にしたいと思って、今回、『蝶々夫人』というテーマでやらせていただくことになりました。歌あり、語りあり、オペラあり、浪曲あり、歌謡曲ありと、ふんだんに盛り込んだ演目でして、そこでまず自分の中に覚え込ませ、台詞の中では19歳の蝶々夫人になったり、頑固なお父さんになったり、領事になったりと、3つがころころ変わるところを皆さんにしっかりとご理解いただけるかなと思いながら練習しました」
「この日のために二葉百合子さんに歌謡浪曲のご指導をいただき、学生時代の声楽の担当教官(90歳)にもご指導をいただきました。台詞が訛らないようにしたのが一番苦労したところです。今回は、1オクターブ近い高い声で挑戦しています。今日は、19歳の蝶々夫人になりきって頑張ります」と意欲満々。
約1400人のファンで満席の中、 2部構成で、第1部は「愛の河」をはじめ、今回の目玉コーナー「明治の幻燈 蝶々夫人」を約20分にわたって披露。その堂々たる歌唱ぶりに客席全員が感動し、大きな拍手が送られた。
続く第2部は、自身の代表曲でもある「木曽路の女」「安曇野」「津軽の花」、それに新曲「萩しぐれ」など全19曲を熱唱。文化庁芸術祭参加にふさわしい見ごたえのあるステージで最後までファンを楽しませた。
10月11日には、大阪・NHK大阪ホールでもコンサートを開催。
(サンニュース)

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