■大月みやこが東京・三越劇場で毎年恒例の秋のコンサート。55年分の思いを込めて熱唱。来年9月11日に国立劇場コンサートが決定
デビュー55周年を迎え、ニュー・シングル「涙川」をキングレコードから9月25日に発売した演歌歌手・大月みやこ(73)が10月1日昼夜2回、東京・日本橋の三越劇場で毎年恒例の秋のコンサートを開いた。
三越劇場では今年で11回目となる秋のコンサートで、「1年は早いもので、また今年も秋のコンサートをこの三越劇場でやらせていただくことになりました。ホールコンサートとはいうものの、(客席と)近いところで、アットホームな感じでお話しながら聴いていただけることは、いままであまりなかったものですから、このコンサートは私自身もとても楽しみにしています。今年もこうして開催できるのが何よりも幸せです。皆さんと一緒に、ほんのわずかな時間でもいろんなことを忘れて、私たちの大好きな歌謡曲、日本のすてきな言葉と日本のメロディーを再認識していただけるようなコンサートにしたい」と大張り切り。
今回のテーマは「温故知新」で、「デビューから55年を通過しているまっただ中ですが、自分がスタートしたのは、東京オリンピックのあった昭和39年でして、歌謡曲全盛時代のあのころのすてきな歌謡曲を皆さんにもう一度聴いていただき、後半は、私のオリジナルの中から皆さんが聴いてみたいというリクエスト曲を入れながら構成してみました」と説明。
約500席の会場は、昼夜共に満席(合わせて約1000人)の中、「時の流れの速さには驚くばかりで、大月みやこもついこの間デビューしたと思っていたのに55年もたったとは信じられません。まさかここまで歌い続けることができるとは夢のようです。これも皆々様のお陰と、心から感謝の思いでいっぱいです。今日は、55年分の思いを込めて歌います」とあいさつ。
前作シングル「せめてもう一度」をはじめ、彼女がデビューした昭和39年頃にヒットした歌謡曲から佐々木新一の「あの娘たずねて」、新川二朗の「東京の灯よいつまでも」、コンサートのみで披露する人気の洋楽カバーから「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」「You are my Sunshine」、オリジナルヒットからファンが選んだ「豊予海峡」「乱れ花」「女の駅」「白い海峡」「女の港」、それに新曲「涙川」など全20曲を熱唱した。
この日、来年9月11日に東京・国立劇場でコンサートが決定したことを発表。「日本の歌謡曲をあの舞台で聴いていただくチャンスというのはなかなかないと伺っていましたが、わがスタッフが、大月みやこが今日まで55年を重ねてきて、(今日まで応援してくださった)皆さんに感謝し、集大成としてぜひあの舞台で歌わせたいと思ってくれたのだと思います。ご入場いただけた皆さんにお礼を申し上げることと、日本の歌謡曲のよさを、自分のいまの時代に後輩のみんなにつなげていけるようなそんな舞台にしたい」と話すと、会場は大きな歓声で包まれた。
新しい令和の時代を迎え、「良いこともあれば災害など悲しいことも多く起こっています。そんな中でも日本の素晴らしい歌謡曲を歌い継いでいき、皆さまに少しでも安らぎを与えられたらうれしい。私自身も、これからまた何か新しい幸せがあるだろうなといつも思っていますので、いまが一番大切で、いまが一番幸せと感じたい。本当にいまが一番幸せなんです」と笑顔を見せていた。
(サンニュース)
us staff
最新記事 by us staff (全て見る)
- ■「演歌第7世代」の青山新、辰巳ゆうと、新浜レオン、二見颯一、彩青の5人が春一番スペシャルコンサート。この日で新浜が卒業。 - 2024年3月18日
- ■山内惠介が東京・羽田空港第3ターミナル内・江戸舞台で新曲「紅の蝶」発売記念イベント。来年25周年に向けて羽ばたきたい! - 2024年2月27日
- ■彩青が茨城・大洗町でデビュー5周年記念コンサート。「彩青後援会」が発足し、幡谷定俊氏が会長に就任。師匠・細川たかしが応援に! - 2024年2月26日
- ■長良グループ創立60周年記念イベントが東京・浅草公会堂で開催。ささきいさお、グッチ裕三、田川寿美、水森かおりら全12組が競演 - 2024年2月13日
- ■水森かおりが小田原ダイナシティで新曲「三陸挽歌」&DVD「メモリアルコンサート~歌謡紀行~」発売記念ミニステージ&特典会を開催 - 2024年1月26日