■大月みやこが東京・三越劇場で秋のコンサート。船村徹さん、ペギー葉山さん、平尾昌晃さんを偲び、「天まで届け」と熱唱。一人芝居「婦系図」で熱演も
最新シングル「流氷の宿」&最新アルバム「女の港 大月みやこが唄う船村徹の歌世界」(発売・キングレコード)が共に好セールス中のベテラン演歌歌手・大月みやこ(71)が11月15日昼夜2回、東京・日本橋の三越劇場で「大月みやこ2017 秋のコンサート」と銘打ったコンサートを開いた。
毎年秋に三越劇場で開催している恒例の人気コンサートで、今年で17回目。チケットは昼夜ともに即完売。
今回の見どころは、彼女にとって特別の存在だった作曲家・船村徹さん、歌手・ペギー葉山さん、作曲家・平尾昌晃さんの3人への追悼を込めたコーナーと、約20分間にわたる「婦系図」で一人芝居を演じながらの熱演・熱唱ステージだ。
開演前、「毎年、この秋のコンサートは、私自身も楽しませていただいていますが、今年も始まる前からワクワクしています」としながら「今年は前半から悲しい出来事が相次ぎ、私の恩人の船村徹先生、ペギー葉山さん、平尾昌晃先生と、次々とお見送りさせていただいたので、その先生方への追悼の思いを込めたコーナーを作っていただきました。また、『婦系図』を一人芝居として演じるのは初めてですが、この秋のコンサートの第1回目の特別ゲストが船村先生でして、その先生が、かつて新宿コマ劇場で演じさせていただいたとき、私にとって初めての文芸作品『婦系図』の主題歌『命の花』を作ってくださったので、今日は一人芝居の劇中で歌わせていただきます」。
約500席の会場は、昼夜ともに満席の中、「振り返れば今年はお天気も不順で、夏の暑さも感じないうちにまた長雨が続き、いきなり秋から冬になってしまう感じですが、それでも秋の終わりにうれしいことが私を待っていてくれます。この三越劇場で皆さんとお会いできることをずっと心待ちにしていました」とあいさつ。
2部構成で、第1部は「女の港」をはじめ、海峡メドレーから「対馬海峡」「豊予海峡」、大月自身のナレーションを交えながら「婦系図」を約20分間にわたって一人芝居で演じながら同主題歌「命の花」、第2部は、ペギー葉山コーナーで「南国土佐を後にして」「学生時代」、追悼コーナーで平尾昌晃さんが作曲した「霧の摩周湖」「わたしの城下町」、船村徹コーナーで「あの娘が泣いてる波止場」「おんなの宿」「矢切の渡し」、オリジナルコーナーで「紅の傘」「流氷の宿」「女の駅」「白い海峡」など全24曲を熱唱した。
今年もあと1カ月半となったが、「最近は、1年が早くて早くて…。でも、毎年がとても楽しくて、小さくてもいいので、聴いてくださった方が納得してくださるような内容に仕上げて前を向いていけたらいいなとずっと思っていて、わがスタッフと一緒に夢がかなえられてきたこの何年でしたから、来年もきっといいことがあると信じて、また大月みやこに新しいものが出てきたと思ってもらえるような1年にしたい」と話していた。
(サンニュース)

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