■坂本冬美がCDショップで新曲「俺でいいのか」発売記念イベント。ミュージックビデオ上映会&振る舞い酒を
演歌歌手・坂本冬美(52)が、令和になって初のニュー・シングル「俺でいいのか」(詞・吉田旺、曲・徳久広司)をユニバーサルミュージックから8月21日に発売したのを記念して同日、東京・東十条のミュージックショップ・ダンで、「ミュージックビデオ『冬美女将の相手役は誰だ?』上映会&冬美女将によるヒット祈願!振る舞い酒」と銘打ったWイベントを行った。
これまで発表してきたMVは、ほとんどが歌唱シーンを主軸にしてきた作品であったが、今回のMVは、新曲が〝艶のある王道の男歌〟であることから、歌詞の世界に登場する女性を坂本がドラマ仕立てに演じるシーンを中心に構成。そのMVの主人公は、小料理屋の女将という設定で、その女将が思いを寄せる相手役が誰かという全貌がこの日の上映会で明らかにされることになったもの。
店内は、多数の応募の中から抽選で選ばれた50人の熱狂的ファンでぎゅうぎゅう詰めの中、新曲「俺でいいのか」を披露。客席からは「冬美ちゃ~ん!」という熱い声援が飛び交い、「この冬美コールを聞くのは久しぶりです。しばらく声をかけられない歌が多かったものですから相当ストレスがたまっていたと思います(笑)。今日は、28年ぶりのミュージックショップ・ダンさんでのキャンペーンですが、10万枚を目指して頑張ります」とあいさつ。
男歌の代表的な作品「あばれ太鼓」とは違う雰囲気のしっとりと艶のある明るいメジャー調の男歌で、「男歌というのは、私にとっての原点です。『あばれ太鼓』は力強い男歌でして、あのころはまだ19歳か20歳になったばかりで、パンチもありましたが、もう52歳ですから…(笑)。どちらかというと眉間に皺を寄せて歌う歌が多いんですけれど、笑顔で歌える幸せ演歌を歌いたいと思いまして、吉田旺先生がすてきな詞を書いてくださって、曲のほうは徳久広司先生が作ってくださいました。レコーディングのとき、プロデューサーから『太い声を出してください』と言われたのですが、もう少し演歌っぽく歌いたいと思って、冠二郎さんとかをイメージして歌ってみたのですが、そうはならないんですね。でも、私なりの男歌でいいんじゃないかなと思って歌わせていただきました」。
続いてMVの上映会が行われ、そこに出てくる相手役が、クレイジーケンバンドのボーカル・横山剣(59)であることが判明。まるで映画のワンシーンを見ているような出来で、坂本と共演した横山は「たくさんのすてきな男性がいっぱいいる中、選んでいただいて本当にありがとうございます。僕にとって坂本冬美さんの音楽は、演歌でもありソウルミュージックであると、そういうふうに思っておりましたが、間違いなかったです」とコメント。
その後、店外でファン一人ひとりに日本酒を振る舞った坂本は「こういうキャンペーンは久しぶりでしたが、暑い中、たくさんの方に来ていただき、ヒットさせなければという気持ちになりました。(MVで初共演した)横山剣さんはしぶい方で、イメージ通りのすてきな方でした」と話していた。
(サンニュース)
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