■真木柚布子が30周年記念ディナーショー「三十年の歌語」開催。30年の集大成ステージでファン300人魅了
1989年に「いのちの花」でデビューして今年で30周年を迎え、11月21日にキングレコードから同記念シングル「紺屋高尾(こうやたかお)」を発売して好調の演歌歌手・真木柚布子(60)が3日、東京・文京区のホテル椿山荘東京で「三十年の歌語」と題したディナーショーを開いた。
毎年、コンサートとディナーショーを交互に行い、コンサートでは、演歌ミュージカル一人芝居と歌謡ショーの二部仕立てで、ディナーショーでは、ジャンルを超えた歌と踊りと三味線などを披露してきたが、今年はデビュー30周年を記念して、30年間積み重ねてきたステージの集大成として今回のディナーショーを企画したもの。
30周年を迎えて、「平成元年の11月21日に真木柚布子としてデビューして、平成最後の年に30周年を迎えさせていただきました。30歳でデビューして、今年で60歳になります。最初は女優やポップスを歌っていた時期がありますので、芸能生活としては44年になりますが、真木柚布子として本格的に歌手デビューしてからは30年になります。来年は年号が変わっての31年目になると思うと、私の中ではすごく特別なことのような気がします。10周年、20周年のときはさほどでもなかったんですけれども、この30周年は、いろんな意味を含めてその重みをひしひしと感じている今日このごろです」。
そんな30周年を記念する今回のショーは「オープニングから息つくしまもなくステージが進み、中盤では、30年に発売したたくさんあるオリジナル曲から私が選んだ曲を、PVを見ながら皆さんも一緒にくちずさんでいただき、後半は、ここ数年の真木柚布子の歌をしっかりと聴いていただこうという構成になっています」とアピール。
約300人のファンが詰めかける中、花魁姿や踊りも披露しながら新曲「紺屋高尾」をはじめ、「助六さん」「夜叉」、これまでに発売したシングル曲から「いのち花」「宝船」「大阪マンボ」「黄昏のルンバ」「下北半島」「別離の雨」「北の浜唄」、リズム歌謡から「大阪ドドンパ」「星空のタンゴ」「ふられ上手」、正当派演歌から「ホタルの恋」「美唄の風」など全35曲を熱唱。
途中、お祝いに駆けつけた同じレコード会社の先輩歌手・鏡五郎と「梅川忠兵衛」、北川裕二と「素敵な関係」をデュエットするなど、バラエティーに富んだ構成で最後まで楽しませた。
新曲については「30周年記念曲なので、真木柚布子らしさが出せるような歌がいいのではないかということで、落語や浪曲などで有名な演目から『紺屋高尾』を題材にしました。古典的な内容ですが、完璧な古典にならないよう、和の楽器を使っていてもリズミカルな乗れるような歌にしてほしいとお願いして出来上がりました」と話していた。
来年10月8日昼夜2回、東京・渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールで30周年の締めくくりとなるコンサートを開く。
(サンニュース)
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