■徳間ジャパンとラジオ日本が演歌・歌謡曲新人アーティストオーディション。グランプリは和歌山在住の21歳、末吉実鈴さんが受賞
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千昌夫をはじめ、吉幾三、水森かおりら多くの人気演歌歌手が所属するレコード会社「徳間ジャパンコミュニケーションズ」が、演歌・歌謡曲のキーステーション「ラジオ日本」とタッグを組み、明日の演歌・歌謡界を担う逸材を発掘するための新人アーティストオーディション「歌姫、歌彦を探せ!!」の全国決勝大会が8月26日、神奈川・横浜市のラジオ日本・横浜ラジアントホールで開催された。
全国から約2500通の応募があり、その中から厳正なる第一次選考を通過した全12人=最年少は18歳から最年長は35歳まで=がこの日の決勝大会に臨んだ。
司会を夏木ゆたかが務め、審査員を徳間ジャパンの和田康孝社長をはじめ、ディレクターの藤田一誠さん、梶田正宏さん、田中孝さん、井上誠啓さん、田島美穂さんらが務める中、12人の出場者たちは、日ごろから鍛えてきた自慢ののどと個性を発揮しながら優勝を目指して競い合った。
その結果、グランプリの栄冠は、石川さゆりの「転がる石」を歌った和歌山・岩出市在住の末吉実鈴(すえよし・みすず)さん(21)の頭上に輝いた。末吉さんは、名前を呼ばれた瞬間、驚いて目に涙をためながら「優勝できるとは思ってもいなかったので、心の底からうれしいです」と感激もひとしおだった。
また、準グランプリは、栃木・太田原市在住の君島怜奈さん(18)、審査員特別賞は、宮城・東松島市在住の中井亮さん(18)がそれぞれ受賞した。
末吉さんは、これまでに数々のオーディションを受け、日本テレビ系「歌唱王2014」準優勝、関西歌謡大会3位などを受賞してきたが、優勝は初めて。今回は「徳間ジャパンからメジャーデビュー、ならびにラジオ日本がバックアップ」という悲願の切符を獲得。
これまで地元・和歌山市内でアルバイトをしながらプロ歌手を目標に頑張ってきたが、歌手は10歳のときからの夢だったそうで、「こんな大きな賞をいただいたのは初めてなので、とにかくうれしいです。今日は、いままでのオーディションの中で一番、自然体で歌えました。ふだんは坂本冬美さんの歌を歌ってオーディションを受けていますが、今回、オーディションで初めて石川さゆりさんの歌を歌わせていただきました。お二人とも大好きな歌手でして、さゆりさんのカッコよさと冬美さんの色気の両方を持った歌手になれたらいいなと思っています。有名な演歌歌手になるまでは絶対あきらめずに頑張りたいですし、デビューできたらぜひ紅白を目指したい」と目を輝かせていた。
(サンニュース)
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