■山内惠介が自身のプロデュースで全国29カ所ツアーの初日を東京・浅草公会堂で。銀幕歌謡ショーでは寅さんに
昨年の「NHK紅白歌合戦」に2年連続出場を果たし、新曲「愛が信じられないなら」(発売・ビクターエンタテインメント)がオリコン週間ランキング総合6位にランクされ、5万枚突破とヒット中の演歌歌手・山内惠介(33)が27日昼2回、東京・台東区の浅草公会堂で「山内惠介 熱唱ライブ2017~新たなる歌の道・あなたと共に~」と銘打ったコンサートを開いた。
この日は、全国29カ所(全34公演)で開催されるコンサートツアーの初日。「熱唱ライブ」ツアーは彼自身によるセルフプロデュースによるステージで、今年で6年目。
1000席の会場は、昼2回ともに満席=チケットは完売=の中、「皆さまのお陰で『熱唱ライブ』も6シーズン目に入りました。今回も皆さまに笑顔がお届けできるよう精いっぱい頑張ります。今日から山内惠介のコンサートツアー2017がスタートでございます。初日で大変緊張していますが、この通り、衣装のほうも気合が入っています。どうぞ最後までご声援、拍手で盛り上げてください」とあいさつし、11ポーズの衣装の早替わりという目でも存分に楽しませながら「流転の波止場」をはじめ、「純情ナイフ」「白樺の誓い」「恋する街角」「霧情」「スポットライト」「風蓮湖」「流氷鳴き」「愛が信じられないなら」など全22曲を熱唱。
また、「熱唱ライブ」の名物コーナーになっているラジオドラマ風の銀幕歌謡ショーも披露。今回は、山田洋次監督の「男はつらいよ」をテーマに、寅さんに扮し、歌の中での出会いと別れ、そして家族の夢を振り切って自分の旅を探す旅「惠介版 男はつらいよ 若寅純情編」を、同主題歌「男はつらいよ」やスタンダードナンバー「Georgia On My Mind」などの歌唱を織り交ぜながら熱演。
さらに今年からスタートする新企画コーナー「山内惠介ニュース・ステーション」では、客席の女性ファンの中から一人を選び、ぶっつけ本番で女子アナ役として「山内惠介ニュース」を読んでもらいながらの二人の絶妙な掛け合いで客席を楽しませ、『前回は、『徹子の部屋』を山内惠介風にやらせていただいたら2回もそのあこがれの番組に出させていただいたので、今度は、そのニュースの番組にも出させていただきたいですね」と話していた
。
今回、銀幕歌謡ショーで「男はつらいよ」をテーマにしたのは「僕は17歳から東京で一人暮らしを始めたときに、寂しくて『男はつらいよ』の映画をよく見ていまして、今年のツアーでは、寅さんを山内惠介風に演じてみたいなと思った」からだそうで、「寅さんには、自分がどんな状態でも共感するところがいっぱいありますし、ああいう人がいるから頑張れる。僕も歌っていく中で寅さんのような大きな存在になれたらいいなと思っています。今年は『ニュースな男』になりたいですね。それはおめでたいことで、僕をニュースに取り上げていただきたい。歌が恋人ですから、新曲を大ヒットさせ、今年も3年連続紅白を目指して頑張りたい」と意欲を燃やしていた。
(サンニュース)
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