■ベテラン演歌歌手・大月みやこが平成29年春の叙勲で「旭日小綬章」を受章。尊敬する故・ペギー葉山さんと同じ勲章を受章して大感激
今年でデビュー53年を迎えるベテラン演歌歌手・大月みやこ(71)が、内閣府から4月29日付で発表された「平成29年春の叙勲」で「旭日小綬章」を受章し、報道陣の取材に応えた。
同章は、国や公共に対して顕著な功績のある人に贈られる勲章で、これまで歌手では、ペギー葉山さんをはじめ、二葉百合子さん、倍賞千恵子さん、北島三郎さんらが受章している。
そんな栄誉ある章に輝いた大月は「このたびは思いがけない章を頂戴できるというお知らせをいただき、ただただ申し訳ないような、恥ずかしいような、もったいない思いで恐縮しております」と挨拶。
大阪・八尾市出身で、1964年6月20日、「母恋三味線」でキングレコードから歌手デビュー。
「デビューしたときからほんの少しずつでいいから、前を向いて歌い続けることをわがスタッフが導いてくれまして、それに何とかすがって今日まで歌い続けてこられたことをどこかでたくさんの人が見ていてくれたんだなあと、そういう思いでいっぱいでございます。今日までの出会いをいただいた皆さまに心からお礼申し上げます」と、込み上げる喜びを涙ながらに語った。
今回の受章理由について、彼女自身は「私は、キングレコードの入社が昭和39年の東京オリンピックの年ですが、それと同時に素晴らしい出会いに恵まれました。当時、大活躍されていた同じキングレコードの三橋美智也さんと春日八郎さんとの出会いと関わりがありまして、そのお二人の前座で、地方のあちらこちらで毎日のように行われるコンサートに連れて行っていただき、たくさんの皆さんの前で歌を聴いていただいたのが最初でした。新人にもかかわらず拍手をいただける、それが本当に幸せでした。そして、わがスタッフが『大きなことは考えずに、今日よりも明日が少しでもよくなればいい』ということを教えてくれまして、それに私は背中を押されて、ただただ歌うことを考えてきた今日までの歌の道でした。ほんの少しでもいいから前に前にと思い続けてきたことをどこかで見ていてくださったのが、今回の思いがけない章につながっているのではないでしょうか」と分析。
同章の喜びを一番伝えたいのは「今日までたくさんの出会いをいただいた方々すべてにこのうれしい思いを届けたいのですが、まずは大月みやことして歌を歌うことを教えてくれたわがキングレコードにお礼を言いたいです」。
「年を重ねるごとにいま歌うことの大切さや歌への想いが増えてきていますが、今回、このような章をいただけて、いままで前を向いて歌ってきたことが間違いなかったということを再確認させてもらったような気がします」と振り返りながら「先輩方との出会いが、私にとっての栄養になったのだと思います。先日旅立たれた尊敬してやまないペギー葉山さんが、2004年に同じこの章を受章なさっていますし、デビューのときからずっと教わってきたのかなあという思いがあるんです。だから私の少し後輩の日本の歌謡曲を目指しているみんなにもこのうれしい思いを感じてもらえたらいいですね」と話していた。
現在、123枚目の最新シングル「紅ひとり」(発売・キングレコード)がヒット中。
(サンニュース)
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