大月みやこが初のフリーライブツアーをスタート。関東、関西の5カ所で開催。初日は発売日で、新曲「愛のかげろう」を初披露
今年でデビュー52年目を迎えた演歌歌手・大月みやこ(69)が、キングレコードから新曲「愛のかげろう」(詞・田久保真見、曲・幸耕平)を発売した22日、埼玉・上尾市のショーサンプラザで初のフリーライブツアーをスタートさせた。
新曲は、50周年記念曲「いのちの海峡」(「第55回日本レコード大賞最優秀歌唱賞」受賞)と同じ作家を起用した意欲作で、TBSラジオ推薦曲にも決定。発売前から話題となり、7月15日、同22日付の有線・演歌歌謡曲リクエストランキングで2週連続第1位獲得。
そんな話題の新曲を一人でも多くの人たちに届けたいという彼女自身の思いから今回の初のフリーライブツアーが実現したもので、半世紀を超えるキャリアを持つ歌手がこのようなフリーライブツアーを行うのは異例で、この日を皮切りに今月26日の埼玉・イオン北戸田店、8月1日の埼玉・モラージュ菖蒲、同8日の大阪・岸和田トークタウン&おおとりウイングスまで全5カ所で開催。
その初日は、約1000人のファンや買い物客が詰めかける中、「今日は、皆さま方にこうして直接お目にかかって聴いていただきたいと思い、やってまいりました。私がデビューしたあのころに較べますと、いまは、直接皆さまにお目にかかって聴いていただけるチャンスが非常に少なくなりました。
私がデビューした50年ちょっと前は、当時大スターだった三橋美智也さん、春日八郎さんというお2人のコンサートで日本全国に連れて行っていただきまして、そこで聴いていただけるチャンスがたくさんありました。そんないい経験をさせていただいた時代のように皆さんに直接お目にかかって聴いていただきたいという思いでいっぱいです。
今日は少しの時間ですけれど、こうして皆さんとうんと近くで私の生の声を聴いていただけるのがとても幸せです。ぜひ最後までお付き合いください」と笑顔で挨拶。
その新曲「愛のかげろう」をはじめ、日本レコード大賞受賞曲「白い海峡」、船村徹さんが作曲した前作シングル「霧笛の宿」、それにフルコーラスで再度、新曲の全4曲を熱唱し、ファンとの握手会も行った。
その際、女性ファンから「シルクのような歌声ですね」と賞賛されたり、男性ファンから「あと20年は大丈夫!」などと声をかけられていた。
新曲については「かげろうというのは、ゆらゆら揺れて、捕まえにいってもなかなか捕まえられないという意味もあって、あなたの心がわからない。愛しいと思う気持ちと、わからないあなたの気持ちが何故か憎らしいと思う女心が交差して、複雑な歌が出来上がったのです」とアピール。
歌い終わって、「皆さんに直接聴いていただけて、その空気の動きを感じることができてうれしかったです。いつも新曲を聴いていただくのが歌手としての大きな喜びを感じる瞬間ですが、今度の日曜日(7月26日)には『NHKのど自慢』に出演予定になっていますので、全国の皆さんにぜひご覧になっていただきたいと思っています」と話していた。
9月4日から同21日まで大阪・新歌舞伎座で新歌舞伎座9月特別公演「結婚しない女たち」(神野美伽と共演)に出演。10月1日には、東京・三越劇場で恒例の秋のコンサートを開く。
今後もスケジュールが目白押しだが、「年を重ねるごとに充実感が増してきています。今後もファンの皆さまに喜んでいただけるような新しいことにもどんどんチャレンジしていきたい」と意欲を燃やしていた。
(サンニュース)
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