■歌手・米良美一が奇跡的な復活を遂げ、デビュー20周年記念ベストアルバムの曲を公開レコーディング
「もののけ姫」(映画「もののけ姫」主題歌)の大ヒットで知られるカウンターテナー歌手・米良美一(めら・よしかず、45)が2日、東京・文京区のキング関口台スタジオでCDデビュー20周年記念ベストアルバム「無言歌」(発売・キングレコード)の公開レコーディングを行った。
これまで多才な音楽家として人気を博してきたが、2014年末にクモ膜下出血で倒れ、生死の境をさまよったが、奇跡的に回復し、音楽活動を再開。そして、今年のCDデビュー20周年の節目に約3年ぶりのリリースが決まり、キングレコードから4月5日に発売される。
同CDは、デビュー盤「母の唄~日本歌曲集~」から世界の名歌を歌った「ロマンス」(1997年、第12回日本ゴールドディスク大賞受賞)、歌謡曲の名作たちに新たな命を注いだ「かれん」(1998年)、日本歌曲集「この道」(1998年)、シングル盤でしか入手できなかった秘蔵楽曲など、これまで米良が発表してきた数々の名盤の中から選りすぐりの曲を収録した2枚組ベストアルバムだ。
その中に今回、ヨーロッパで親しまれている作品「無言歌」(曲・ヴァージャ・アザラシヴィリ)に許瑛子さんが日本語の歌詞を付けて米良が新録音することになったもの。
大勢の報道陣が詰めかける中、「無言歌」を心込めて歌い上げた後、「皆さんの支えのお陰で、20年間もCDを出させていただいて本当に幸せです。山あり、谷ありで、なかなかコンスタントに作品を作り続けることができていなかったのですが、こうしてまた新しいチャンスを与えていただいて、幸せ者だなと思っています」と、約3年ぶりのリリースを喜んだ。
新録音の「無言歌」は「2年前にクモ膜下出血という大病を患いまして、一時、生死の境をさまよって、お医者さまから『命がなくなってもおかしくない状態ですから』と言われ、家族も呼び寄せられて、みんなで覚悟を決めたときもありました。ですから私にとっていまは、第二の人生みたいな感じです。この『無言歌』は、老成した一人の人が自分の人生を振り返るような内容の詞ですので、その気持ちが、私自身、理解できるような体験として少しでも歌に乗せられたらなあと、新しく生き直す思いで、その決意表明みたいなものも持ちながら録音させていただきました」。
体調のほうも順調に回復しているそうで、「一つの病気を乗り越えた経験を絶対無駄にしないで、歌に生かしていきたいと思います。ファンの皆さんにはいろいろとご心配をおかけしましたが、いろんな経験を経て、以前よりもさらにまた落ち着いて自分のやるべきことと向き合えるようになりましたので、いままでになく喜んでいただけるような、また皆さんの心を少しでも楽しませることができるような活動をしていきたい」と話していた。
(サンニュース)

us staff

最新記事 by us staff (全て見る)
- ■田川寿美が神奈川・小田原ダイナシティで新曲「下田の椿」発売記念イベント。 - 2023年6月1日
- ■おかゆが第5弾シングル「渋谷のマリア」発売を記念して東京・池袋Space emoでミニライブ - 2023年5月30日
- ■真田ナオキがUSEN放送のレギュラー番組「USEN渋声横丁」の特別企画イベント第4弾を開催。目玉コーナーでは、ポップロックやロックバラード曲にも挑戦 - 2023年5月29日
- 桜ちかこが芸能生活25周年記念パーティーを開催。所ジョージ、木梨憲武からお祝いメッセージも - 2023年5月23日
- ■走裕介が東京・愛宕神社でデビュー15周年記念曲「篝火のひと」ヒット祈願。作曲の蔦将包氏と2人で - 2023年3月23日