■最上川司が故郷・山形で凱旋コンサート。800人の地元ファンを熱狂。初挑戦の和太鼓や殺陣も披露
最新シングル「君の胸の中に」(発売・ユニバーサルミュージック)が好調の山形・河北町出身、世界初のビジュアル系演歌歌手・最上川司(もがみがわ・つかさ、年齢非公表)が18日、山形・山形市の山形テルサ・アプローズで「最上川司 演歌歌謡ショー~ただいま故郷!まつぽい山形ぽいぽいぽい~」と題した凱旋コンサートを開いた。
現在、演歌歌手の活動と並行してビジュアル系バンド、THE MICRO HEAD 4N’S(読み=マイクロヘッドフォンズ)のドラマーとして活躍中。昨年6月10日に自作詞・曲の演歌「まつぽいよ」で念願の演歌歌手としてソロデビューし、全国キャンペーンをはじめ、テレビ、ラジオ、それに台湾公演などを精力的にこなし、特に故郷・山形では、子どもからお年寄りまで幅広いファンを獲得。月に3度は山形でのイベントなどにも参加。山形放送ラジオとFM山形でのレギュラー番組を持ち、地元の自動車販売会社のCMにも出演するほどの人気者だ。
そんな活動の総決算ともいえる今回のコンサート(2回公演)に延べ800席のチケットは早々と完売。
地元の熱狂的ファンらで満席の中、1曲目のイントロで白幕の向こうにシルエットが現れ、白幕が落とされた後に最上川が現れると、客席から「ワァーッ!」という大きな歓声がわき起こり、「山形の皆さん、ただいま!」とあいさつ。すると、客席から「おかえり~!」という声が返ってきて、「家族で来た人も友だちと来た人も一人で来た人も、僕がロマンチックあげますから暖まって帰ってください」と呼びかけ、スタート。
「僕は、小さいころからおじいちゃん子でした。そのおじいちゃんが、高校の卒業旅行の間に亡くなってしまいました。死に目に会えなかったんです。おじいちゃんに『ありがとう』という感謝の気持ちを伝えられなかった分、いま自分のまわりにいる人たちに感謝の気持ちを伝えていきたい。『こんなに満員になって本当にありがとう』と伝えたいです」
オープニングから大フィーバーする中、ソロデビュー曲「まつぽいよ」をはじめ、「最上川慕情」「ひとひらの桜」、新曲「君の胸の中」などのオリジナル曲に加え、ロックのアレンジによる演歌の名曲「北国の春」「津軽海峡・冬景色」「夜桜お七」など全17曲を熱唱した。
また、今回初挑戦の和太鼓も披露し、「夜桜お七」の間奏では殺陣も披露。演歌とロックを融合させ、バラエティーに富んだ演出に加え、最上川の故郷愛があふれる山形訛りのMCも交えながら最後まで温もりのあるステージで客席を楽しませた。
公演終了後には、ネットでいま話題の新曲の絵本ミュージックビデオのDVDを入場客全員にプレゼント。その絵本ミュージックビデオは、新曲にインスパイアされて最上川自身が書き下ろした66枚のイラストを、絵本をめくるように見せたもので、コンサートの感動の余韻が帰宅後も楽しめるようにと配布された。
(サンニュース)
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