■歌手デビュー35周年の薬師丸ひろ子がビルボードライブ東京で2日間限りのプレミアムライブ。追加公演が1月26日に
映画、ドラマ、歌にと第一線で活躍中の薬師丸ひろ子(52)が、歌手デビュー35周年で初の映画音楽カバーアルバム「Cinema Songs~シネマソングス~」=洋画&邦画の名曲の中から自らがセレクトした全12曲を収録=をビクターエンタテインメントから11月23日に発売したのを記念して25日、東京・六本木のビルボードライブ東京で「薬師丸ひろ子 Premium Acoustic Night~シネマソングス~」と銘打ったライブを開いた。
コンサートは、今年9月25日に奈良・奈良市の春日大社での世界遺産コンサート以来で、ビルボードライブ東京でのライブは、2014年12月16日・17日に実施して以来。前日24日とこの日の2日間限りのプレミアムライブ(全4公演)で、チケットは全公演すべてが完売となり、延べ1300人を動員。
会場は熱烈な大人のファンで満席の中、「ビルボードライブ東京でのライブは、今回で2回目になります。前回は『時の扉』というアルバムを出しまして、そのときは日本の曲、外国の曲に素晴らしい曲があることを私自身が知って、皆さんにも聴いていただきたいなと思いまして、吉俣良さんに編曲をお願いして作っていただきました。引き続いて今回は、『シネマソングス』というアルバムを発売しました。これもまた吉俣良さんに編曲をお願いしまして、洋画、邦画、いろんな映画音楽、または映画の中では歌詞が付いていない劇伴の美しいメロディーを歌えたらなと思い、作っていただくことになりました。今日は、その『シネマソングス』のアルバムを中心に、皆さんにひととき映画の世界に浸っていただけたらうれしいなと思います。短い時間ですけれども、最後までお楽しみください」とあいさつ。
主演主題歌の大ヒット曲「Woman“Wの悲劇”より」をはじめ、最新アルバム「Cinema~」から「ムーン・リバー」「追憶」「ベンのテーマ」、歌手デビュー曲となった主演映画「セーラー服と機関銃」の同名主題歌で、35周年記念バージョン「セーラー服と機関銃~Anniversary Version~」、スクリーンデビュー作となった映画「野性の証明」主題歌の「戦士の休息」、アンコールでは、故俳優・高倉健さんが大好きだったという映画「ディア・ハンター」のテーマ曲「Cavatina」、それに映画「ナースコール」主題歌の「コール」など全12曲を熱唱した。
その中で、かつて共演した高倉健さんとの思い出にもふれ、「映画デビュー作『野性の証明』で高倉健さんと出会いました。高倉さんは、映画に携わるすべての人に『夢をつくるすてきな仕事をしているんだということを心に留めてほしい』とお伝えになりたかったんじゃないかなと思います。私自身にもいま『腹をくくって覚悟してやっていけよ』というメッセージをいただいているような気がします。その思いを胸にこれからも頑張っていきたい」と話していた。
途中、ステージ後方のカーテンが開き、東京の夜景とイルミネーションが一望できる同ライブレストランならではの演出もあり、最後まで満員のファンが薬師丸ひろ子の映画音楽の世界に酔いしれていた。
なお、追加公演が来年1月26日に東京・EXシアター六本木で決定。
(サンニュース)
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