■池田輝郎がデビュー10周年記念コンサート。作曲家・水森英夫さん、歌手の野村未奈、山内惠介が応援に
キングレコードから4月20日にデビュー10周年記念シングル「両家良縁晴々と」(詞・坂口照幸、曲・水森英夫)を発売した演歌歌手・池田輝郎(63)が28日、東京・江東区の江東区文化センターで「池田輝郎デビュー10周年記念コンサート~蘇る昭和の名曲 苦しくて貧しい時代 そこには流行歌があった~」と銘打ったコンサートを開いた。
10周年を迎えて、「デビューして4月25日で10年目を迎えました。54歳という年齢でデビューいたしまして、自分の中ではまさかここまで来られるとは思ってもいませんでした。でも、たくさんの方の応援をいただいてここまで来ることができました。これからも15年、20年という節目に向けて頑張っていきたいですね」と感謝感激。
500人を超える熱烈なファンで満席の中、2部構成で、第1部は、デビュー曲「湯の里しぐれ」をはじめ、「雨の夜汽車」「ひとりにしないで」、得意の民謡から「お立ち酒」「伊万里木挽唄」、昭和のヒット曲から三橋美智也の「おんな船頭唄」、春日八郎の「赤いランプの終列車」、村田英雄の「無法松の一生」などを熱唱。
第2部の前半は、「両家良縁劇場」と題して、新郎新婦のパネルが用意され、スペシャルゲストの恩師の作曲家・水森英夫さん、同じ事務所に所属の演歌歌手・野村未奈と同・山内惠介の3人がそれぞれにお祝いの言葉を述べ、野村が「千曲川哀歌」、山内が「流転の波止場」などを歌ってステージに花を添えた。
その後半は、オリジナルシングル曲から「湯の町哀歌」「人生みなと」「ネオン舟」、それに新曲「両家良縁晴々と」など1部と合わせて全21曲を熱唱した。
新曲「両家良縁晴々と」については「すごく明るいタイトルの曲ですが、しみじみとしたドラマになる詞の内容です。1番は、亡くなったお兄さん夫婦の一人娘を弟さんが25年育ててお嫁にやる。2番は、娘さんの心情を歌い上げ、3番は、ふるさとに帰って来るときは、初孫を連れて帰っておいで…その初孫を自分が抱いたときに初めて本当の親子になるんだという、歌っていて涙が出るような内容の詞です。今回は、特にやるぞという力が沸いてきた作品ですので、大ヒット目指して頑張っていきたい」と意欲を燃やしていた。
現在も出身地・佐賀県に住んでいるが、「熊本地震」のときも同地で大地震に見舞われたそうで、「4月14日と16日の大地震はいま思い出してもすごく怖かったのですが、特に2回目の夜中にあった地震(本震)は下から突き上げてくるような揺れがありまして、どうしたらいいかと不安になるほどの揺れでした。熊本にも私の知人がいるのですが、皆さんご無事でしたのでほっとしています。これから復興するのを祈るだけですが、自分たちも何らかの形で応援させていただきたいと思っています」と話していた。
(サンニュース)
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