■中村美律子が土佐高知の料理店で30周年記念曲第1弾「土佐女房」発表懇親会。鰹のタタキ造りにも挑戦
1986年8月にデビューして30周年を迎えた演歌歌手・中村美律子(65)が、3月9日にキングレコードから30周年記念曲第1弾「土佐女房」(詞・石本美由起、曲・叶弦大)を発売したのを記念して25日、東京・銀座の「TOSA DINING おきゃく」で新曲発表懇親会を開いた。
今度の新曲は、土佐の漁師の女房を主人公にして故作詞家・石本美由起さんが生前に書き上げていたインパクトのある演歌作品。その土佐の伝統料理を基本に高知県の食材を使った料理が楽しめる同店の厨房に立った彼女は、別名「土佐造り」と言われている「鰹のタタキ」の料理に挑戦。脂ののった鰹をわらでつけた強火の火で豪快に焼き上げた本場、土佐高知の味を大勢のマスコミ関係者にふるまった。
そんな土佐の雰囲気の中で新曲を披露し、「今回は『土佐女房』という歌をいただきまして、高知のほうにご縁ができました。そして、『高知県観光特使』に任命していただきまして、先日、高知県に行ってまいりました。高知の知事さん(尾﨑正直さん)にお目にかかり、とてもハンサムで若くてカッコいい知事さんに驚きました。そこで『高知県』と書いたバッチを一ついただいたとき、何かファミリーになれたようなとても温かい気分になりました。私は鰹のタタキも大好きですから何度も足を運んで、おいしいものを食べて、高知県のPRになればいいなと思っています。それには、まずは『土佐女房』をヒットさせることです」と意欲を燃やしていた。
30周年の節目を「前に向かって一途に頑張り続けてきましたので、あっという間の30年でした。でも、(「120歳まで歌い続ける」と宣言する彼女は)これからのほうが長いと私は思っていますので、30周年は単なる通過点でして、まだまだこれからだなという気持ちです」と振り返った。
鰹のタタキを焼いた感想は「火の勢いがすごいですね。タタキを食べるには、こういうパワーみたいなものがついてくるのかなと…。それにニンニクがつきものですから、それが元気のもとなのかなと感じながら焼かせていただきました」と笑顔を見せた。
新曲は「土佐の漁師の女房が主人公でして、漁に出てなかなか帰って来ない夫の大漁を祈ったり、無事を祈ったりしながら(留守の)家を守るという女房の歌です。『河内おとこ節』を書いてくださった石本先生の作詞でして、30周年にふさわしい曲をということでディレクターが選んでくださいました。前作が女歌でしたので、主人公は女性ですが、しっかりした芯の強い女性をということでこの歌を選んでくださったのだと思います。この歌がヒットしたら石本先生も(天国で)喜んでくださるのではないかなと思いながら歌っています」と話していた。
この後、5月20日に東京・新宿文化センター大ホールでデビュー30周年記念コンサートを開き、7月25日から8月13日まで大阪・新歌舞伎座で30周年記念公演=第一部「雲の上の青い空~中村美律子物語~」、第二部「中村美律子オンステージ=を上演。
(サンニュース)
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