市川由紀乃が恩師の作曲家・市川昭介さんの墓前で新曲ヒット報告&大ヒット宣誓。7万5000枚突破
新曲「命咲かせて」=キングレコードから4月22日発売=が、オリコン演歌週間ランキング22週連続ベスト10にランクイン(1位は4回獲得)し、現在、7万5000枚突破とロングヒット中の演歌歌手・市川由紀乃(39)が26日、神奈川・川崎市の春秋苑に眠る恩師の作曲家・市川昭介さん(享年73)=2006年9月26日に肝不全のため死去=の命日の墓参りを行い、新曲のヒット報告とさらなる大ヒットを誓った。
由紀乃は、16歳のときに出場した日本テレビ「ルックルックこんにちは 女ののど自慢・女子高校生大会」で、審査員を務めた市川昭介さんと初めて出会い、同氏が彼女の歌唱力を認めたのがきっかけで市川門下に入った。
芸名も市川昭介さんの「市川」をもらって名付けた。1993年8月にデビューしたが、通常は師匠が作った作品でデビューするものだが、「市川由紀乃を将来、大きな歌手として育てていくためには、いろんな先生にもまれてから師匠・市川昭介先生の曲をいただいて歌ったほうがいいだろう』というレコード会社と事務所の制作意図により、しばらくは他の作家の作品を歌ってきた
「先生から初めていただいた作品は、ルックルック出場から7年たった2000年3月に発売した『海峡氷雨』という曲です。先生は『いつか自分が曲を書けるようになるまで頑張りなさい』と励ましてくださり、『いつになるのかなあ、僕が曲を書く日は…。とにかく頑張って必ず僕のところに帰って来るんだよ』と笑っておっしゃっていましたが、その『海峡氷雨』をいただいたときは、もううれしくてうれしくて、これぞ市川先生のメロディーだなと感動しました。レッスンの厳しさよりも先生の作品をいただけた喜びのほうが大きかったですね」
この日は、恩師の墓前に花を手向けながら現在歌っている新曲「命咲かせて」のヒット報告とさらなる大ヒットを誓い、「市川先生、これからもぜひ私のことを見守っていてください」と手を合わせた。
「レッスンのときはとても厳しい先生でしたが、レッスンから離れるととても優しくて、つねに歌い手の人生のことを考えてくださるすてきな先生でした。私にとってとても偉大で、一番尊敬している先生です」と恩師と過ごした日々を思い出しながら「今日は、『これからも先生からいただいた作品を大事に歌い続けていきます。先生、ときどきは天国から叱ってくださいね』とお伝えしました。一時、活動を休止していて、5年ぶりに発売した『海峡出船』=この曲が由紀乃にとって最後の市川作品=を先生からいただいた当時は、活動を再開したばかりで不安なことがいっぱいありましたが、いまは不安なことがなくなり、お仕事がとても楽しく充実していますので、そんな時期に先生に新曲のことなど近況をご報告できて本当によかったなと思います」と話していた。
(サンニュース)
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