来年でデビュー40周年を迎える岸田敏志が新曲「ボルドー・ルージュ」発表キャンペーン。
「きみの朝」の大ヒットで知られるシンガー・ソングライターで、役者としてもTVドラマ「一年B組新八先生」「渡る世間は鬼ばかり」やミュージカル「ミス・サイゴン」「屋根の上のヴァイオリン弾き」などで活躍中の岸田敏志(きしだ・さとし、62)=2000年に「智史」から「敏志」に改名=が、ニュー・シングル「ボルドー・ルージュ」を徳間ジャパンコミュニケーションズから7月8日に発売したのを記念して10日、東京・江東区のアリオ北砂で新曲発表キャンペーンを行った。
約500人のファンや買い物客が詰めかける中、最初に新曲「ボルドー・ルージュ」を歌ってから「私にとって初めての歌謡曲です。イントロが始まったらすぐにおわかりだと思いますけれども、急にカラオケスナックのような雰囲気になっています。この雰囲気がとても気持ちいいです」と挨拶。
続いてアコースティックギターの弾き語りで、同カップリング曲で、「きみの朝」の新バージョンとなる「きみの朝~ALWAYSバージョン」、過去のオリジナル曲から「黄昏」「CO・CO・ROの旅」、それに再度、フルコーラスで新曲の全5曲を熱唱した。
今度の新曲「ボルドー~」は、別れを告げたばかりの男の刹那心を洒落たワインバーを舞台に描いたアーバン歌謡曲で、「今度の新曲が、僕にとっての初めての歌謡曲になります。われわれはJポップ、昔はニューミュージックというジャンルでしたが、僕の立ち位置が、役者なのか歌手なのかよくわからない中で39年間やってきて、来年が40周年になりますので、何か新しい挑戦ができないかなという気持ちがずっとありました。
そんな中で、歌謡曲をやってもらえないかというプロデューサーからの熱いお誘いがありまして、僕自身もこれだという気持ちが沸いてきて、今回、歌謡曲という新しいジャンルに挑戦させていただくことになりました」と、歌謡曲に挑戦することになった経緯を説明。
その新曲は、ありそのみさんが作詞し、ひうら一帆さんが作曲を手がけたが、「僕はずっと自分で作った歌を歌ってきた人間だったんですけれども、僕にとって初めての歌謡曲の世界なので、そこに飛び込むのならばぜひその世界の方に楽曲を提供してもらいたい。新人歌手のつもりで頑張りますからと言って、この曲と出合うことになった」そうで、「『ボルドー・ルージュ』という言葉は、ボルドー地方で獲れた赤ワインの総称ですが、ワインを飲みながらというようなおしゃれな曲でして、ちょい悪オヤジが歌うような感じで歌っていただけたらいいなと思います」。
そして、「同じ事務所で活動していた先輩の堀内孝雄さんや高山厳さんが新しい道をつくってくれた歌謡曲の世界ですが、歌謡曲は子どものころから家族みんなで聴いていたので、僕自身、歌っていて何ら違和感はありません。
還暦を過ぎて歌うと、とても歌いやすい曲ですね。40周年に向けて、また新しい世界に挑戦できることに感謝し、これからは精いっぱい歌謡曲を楽しみたいと思っています」と話していた。
(サンニュース)
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