森昌子 尊敬する美空ひばりさんとの長年にわたる競演を実現!映像でコラボ
9月18日、デビュー43年目を迎え、最新シングル「花魁」(発売・キングレコード)が好調の演歌歌手・森昌子さんが、東京・中野区のサンプラザホールで「美空ひばり&森昌子 奇跡の競演コンサート」と銘打ったコンサートを開きました。

昭和47年、13歳で歌手デビューした彼女の歌手としての才能を誰よりも早く見初めた故国民的歌手・美空ひばりさんは、亡くなるまでの17年間にわたって森さんを公私ともに可愛がり、多くの指導と愛情を注いできたが、そんな尊敬するひばりさんといつか共演したいと願い、今回、その長年の夢が実現したもの。
会場は約2000人の熱烈なファンで満席の中、
「私、森昌子にとっても美空ひばりさんは特別な存在です。もしひばりさんがいなかったら私は歌手の道を歩んでいなかったかもしれません。私は、ひばりさんの深い愛に包まれながら歌ってきたのです。この企画を夢にまで見ておりました。大変ドキドキしておりますが、今日は皆さまとこの時間、このひとときを楽しく過ごしてまいりたいと思います」
とあいさつ。

秘蔵映像や斬新な演出、揃いの衣装での共演などを交えながらひばりさんのヒット曲から「悲しき口笛」をはじめ、「東京キッド」「港町十三番地」「リンゴ追分」「お祭りマンボ」、森の学園三部作メドレーから「せんせい」「同級生」「中学三年生」、おなじみのヒット曲から「立待岬」「越冬つばめ」「哀しみ本線日本海」、それに新曲「花魁」など、ひばりさんの映像での歌とメドレーを含む全13曲を熱唱しました。
歌い終わって、
「念願だったひばりさんとのコンサートができて、満足感と充実感でいっぱいです。様々な場面でいろんな思い出がよみがえってきました。ひばりさんにはいつも歌のレッスンをしていただきまして、14、15、16歳の3年間は特に密度が濃かったです。歌に対しては厳しい方でしたが、レッスンは全然厳しくなかったですし、その他のことに関してはすごく身近な存在に感じました。もしひばりさんが生きていらっしゃったら『いまの私はどうですか?』と聞いてみたいですね。いまでももちろんお会いしたいですが、いつも私の心の中にいらっしゃいますから…」
と話していました。
また、同公演を見ていたひばりプロダクションの加藤和也社長は
「昌子さんと初めてお会いしたのは、僕が6歳ぐらいのときでして、そのときお写真を一緒に撮っていただきました。今日は、僕が知らなかった昌子さんと母との交流を映像を通して見せていただいて感無量です」
と笑顔を見せていました。
なお、「せんせい」「哀しみ本線日本海」「越冬つばめ」など大ヒット7曲を新たにレコーディングしたベストアルバム「森昌子ベスト15~今、あなたへ~」が今月17日に発売。

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