■山川豊、和田青児、桜ちかこら全7アーティストが埼玉・さいたま市民会館いわつきで競演コンサート
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演歌歌手・山川豊(63)をはじめ、桜ちかこ、和田青児、山本竹勇、祭五郎、宮坂志乃、ファニーダイアの全7アーティストが一堂に会して24日、埼玉・さいたま市のさいたま市民会館いわつきで「彩の国さいたまに和の華を~人形まつり」と銘打ったジョイントコンサートを開いた。
日本太鼓保存会の和太鼓の演奏で幕を開け、司会者・ナナオに紹介された桜ちかこと宮坂志乃が「うれしいひなまつり」をデュエット、祭五郎が「母恋烏」「ありがとう」などを歌唱した後、レビューチーム「ファニーダイア」が華麗なレビューショーを披露。続いて宮坂志乃が「ヨコハマ・ラブストーリー」「雪蛍」などを歌い、今回のコンサートを企画した桜ちかこが「浜の恋唄」「ちかちゃん音頭」などをパンチのきいたボーカルで熱唱した。
後半は、津軽三味線奏者・山本竹勇を中心に「竹勇会」のメンバー10人が「即興曲こころ~津軽じょんから新節」のダイナミックな演奏でステージを盛り上げた後、和田青児が「はぐれ雲どこへ」や自作詩・曲の新曲「里ごころ」など全6曲を歌唱。
その中で、デュエットCDを発売している桜ちかこと「豊作まつり唄」を息もぴったりに歌い、「東京からこのさいたま市に移住して16年になりますが、ちかちゃん(桜ちかこ)は小さいころから知っていましたし、いまは同じ日本クラウンに所属している者同士で盛り上げようと作った歌がこの『豊作まつり唄』です」と言えば、桜は「最初は、青児さんと見つめ合って歌えるような恋愛ソングを想像していたのですが…(笑)。でも、こうやってみんなで歌える歌は楽しくていいものですね」と笑顔を見せていた。
そして、この日のスペシャルゲスト・山川豊が「コロナ禍で、人前でなかなか思うように歌えない昨今、今日は皆さんの前で歌える喜びを噛みしめながらこのステージに立っています」とあいさつし、「今日という日に感謝して」をはじめ、「函館本線」「夜桜」「拳」「アメリカ橋」など全9曲を熱唱。
フィナーレは、出演者全員が勢ぞろいし、客席に向かって手を振りながら幕を閉じ、歌&太鼓、津軽三味線、そしてレビューショーとバラエティーに富んだプログラムで最後まで多くのファンを楽しませた。
2020年末にデビュー時から所属していた「長良プロダクション」から独立し、昨年で40周年を迎えた山川豊は「この3年、コロナ禍で思うような活動ができませんでしたが、コロナのせいにばかりできないので、41年目の今年は、初心に戻って、また一から始めるつもりで気を引き締めて頑張っていきたい」と意欲を燃やしていた。
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