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■ムード歌謡の貴公子・タブレット純がデビュー20周年記念リサイタル。5月11日に20周年記念シングル「百日紅」発売

 ムード歌謡の伝説的グループ〝和田弘とマヒナスターズ〟の最後のボーカリストとして活躍後、「ムード歌謡の貴公子」として歌手、お笑いタレント、歌謡研究家などマルチに活躍中のタブレット純(47)が13日、東京・中野区のなかのZERO小ホールでデビュー20周年記念リサイタルを開いた。

 マヒナスターズのボーカル担当として「田渕純」の芸名でプロ歌手デビューして今年で20周年を迎えたのを記念して行われたリサイタルで、2部構成のステージ。
 大勢のファンが詰めかける中、フリーアナウンサー・徳光和夫が陰アナで「新型コロナウイルス感染症予防対策のために開演中はマスクの着用をぜひお願いいたします。そして、大きな声援はご遠慮いただきたいと思います。タブレット純、オンステージ!」とアナウンスした後、開演。
「ジュンマキ堂とニューパラダイスチンドン」というチンドンバンドをバックにポピュラーナンバー「恋人よ我に帰れ」で賑やかにオープニングの幕を開け、「今日は13日の金曜日で、仏滅。しかも大雨波浪注意報が出ていて、もうお釣りなしの不幸な状況で、嫌な嵐を呼ぶ男です(笑)。今日は、お足元の悪い中、たくさん集まってくださいまして本当にありがとうございます。そして、陰アナを徳光和夫さんがやってくださってびっくりされたと思います。徳光さんは、20年前の僕のデビューステージをお客さんとして見に来てくださり、帰りがけにニコッと笑ってくださったという思い出があります。まさか20年後にこんな日が来るとはと、感激しております」とあいさつ。

第1部は、前作シングル「東京パラダイス」をはじめ、昭和のヒット歌謡から「東京の灯よいつまでも」「潮来笠」「お祭りマンボ」「島のブルース」、それに初挑戦の歌謡浪曲「俵星玄蕃」などを歌唱。
 第2部は、昭和の名曲「夢であいましょう」で幕を開け、飲み友達だというバイオリニスト・石井夕紀とのコラボで「ホッピー姉妹のテーマ」「上海帰りのリル」、GSメドレーから「エメラルドの伝説」「君だけに愛を」、映画音楽「ゴッドファーザー 愛のテーマ」、ジャズメドレーから「ムーン・リバー」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」、それにアンコールで、マヒナスターズの大ヒット曲「泣かないで」など、1部と合わせて全23曲を熱唱。
 また、タブレットが「私の音楽の原点は『ラブユー東京』です」と言い、その曲をはじめ、ムード歌謡のヒット曲を数多く手がけた故作曲家・中川博之さんの未発表曲に、同氏の妻で作詩家・高畠じゅん子さんが詩をつけたデビュー20周年記念シングル「百日紅(さるすべり)」=日本コロムビアから5月11日発売=と同カップリング曲「七色のブルース」も披露した。

 その新曲「百日紅」については「すばらしい作品をいただきました。小学6年生のとき、同級生のお母さんから『ラブユー東京』のレコードを借りて以来、中川博之先生のお名前が刻まれまして、まさかその37年後に自分がその先生の作品を歌えるとは思ってもみなかったので、幸せな人生だなと思っています」と感激し、「ほんの一瞬だけアマゾンで1位になりまして(笑)、すごく手ごたえを感じております。大好きな男性を待ち焦がれる女性の歌ですが、自分の心境にとてもフィットする感情の入れやすい歌いやすい曲ですので、皆さんもぜひ歌ってください」とアピールしていた。

サンニュース

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