■水森かおりが福井・若狭町に4月21日オープンの桂由美記念館のオープニングセレモニーにサプライズで登場。6月発売の「九十九里浜」タイプC・Dのカップリング曲に福井県が舞台の曲と初のブライダルソングを収録
今年でデビュー27年を迎え、千葉県を舞台にした最新シングル「九十九里浜」(発売・徳間ジャパンコミュニケーションズ)がオリオンシングル総合ランキング初登場8位(演歌ランキング1位)にランクインしてヒット中のご当地ソングの女王・水森かおり(48)が19日、福井・若狭町に今月21日にオープンする桂由美記念館「YUMI KATSURA MUSEUM」のオープニングセレモニーにサプライズで登場した。

これは、世界的なブライダルファッションデザイナー・桂由美さん(89)の名作ドレスを集めた日本初のブライダルファッション・ミュージアムで、桂さんがメインデザイナーを務めるドレスメーカー「アルファブランカ」(本社・京都市)が、ブライダル衣装を製造している自社工場の敷地内に建設。
この日は、一般公開に先立ち、プレス内覧とオープニングセレモニーを開催。主催者と来賓のあいさつとテープカットが行われた後、桂さんと福井県知事・杉本達治さんが「ブライダルの聖地を目指して」をテーマに対談。
杉本知事は「昨年、桂先生と電話でお話をさせていただきまして、そのとき先生から『私の人生の夢だったので、それをここに作るから』とおっしゃっていたミュージアムを目の当たりにして、とてもワクワク、ドキドキしています。桂先生ご自身が皆さんを幸せにしていくことがとてもお好きなんだなと感じました。皆さんにどんどん訪れていただいて、幸せをもっとお持ち帰りいただけるような場所にしていきたい」と期待を寄せ、桂さんは「ずっと人を幸せにすることが私の夢でしたので、若い人がここに訪れたら結婚への夢が大きく膨らんでくれることを祈っています」と目を細めた。

そのセレモニーの場に桂さんがデザインしたドレスを着てサプライズで駆けつけた水森は、お祝いの花束を桂さんに手渡しながら「先生、このたびはおめでとうございます」と笑顔。「紅白歌合戦の衣装もそうですし、CDのジャケット写真のドレスなど桂先生のドレスを着させていただくと、自分がお姫さまになった気持ちになります。まだ1回もお嫁に行ったことがないんですけれども(笑)、だれよりも貴重で贅沢な経験をさせていただいているなと思っています」。
6月22日には、「九十九里浜」のタイプC・Dの2枚のシングル=ジャケット写真とカップリング曲が異なり、タイプCのカップリング曲には福井県を舞台にした「若狭夕焼け日本海」、タイプDのカップリング曲には初のブライダルソング「バージン・ロード」が収録=が発売予定。「そのジャケット写真も先生に手がけていただいたすてきなドレスですので、そちらも楽しみにしていただければ…」と語った。

同ミュージアムには、年代ごとのアーカイブドレスや五木ひろし&和由布子、東貴博&安めぐみら有名人夫婦の挙式衣装など約60点を常設展示。シーズンに合わせて企画展も予定している。
水森が桂さんの手がけた衣装を初めて着たのは、2003年にNHK紅白歌合戦に初出場したときで、それ以来、紅白の衣装をはじめ、CDジャケット、コンサートなどで数多くのドレスを桂さんがプロデュース。そんな桂さんのミュージアムを見学した水森は「先生のドレスは、生地にしても素材にしてもとても細部にこだわっていて、その素晴らしさに感動したと同時に、私はすごいドレスをいつも着用させていただいているんだなと、改めて感激しました。これまでに先生が手がけられたウエディングドレスは一生分、着させていただいていますが、本番はいつの日やら…(笑)。桂先生とお会いするたびに『早く水森さんのウエディングドレスをプロデュースしたい』と言ってくださるので、そのたびに申し訳ない気持ちになります」と話し、会場を沸かせた。
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