■「美空ひばり生誕祭」で生涯枚数売上げ1億枚突破を発表。アフリカの盆踊りに「川の流れのように」が採用
第7回日本レコード大賞受賞曲「柔」をはじめ、「川の流れのように」「悲しい酒」など数々の大ヒット曲を放ち、平成元年6月24日に亡くなった国民的歌手・美空ひばりさん(享年52)の「第82回 美空ひばり生誕祭」が5月29日、東京・台東区の浅草公会堂で開かれた。
1937年5月29日に神奈川・横浜市で生を受けてから今年で82年を迎え、今年もファン恒例の生誕祭を開催。
同生誕祭は、第1部が、ナビゲーターに生前から親しかった作家でコメンテーター・神津カンナ(60)を迎え、ひばりさんの名曲のレコードを聴くトーク&レコード鑑賞会、第2部がビデオコンサートという2部で構成。
約1000人の熱烈なファンが詰めかける中、最初にひばりさんの長男で、ひばりプロダクション社長・加藤和也さん(47)が登壇し、「令和になり、これからの日本がますます皆さまとともに元気になっていってくれたら、うちのおふくろもきっと喜ぶのではないかなと思います。今年でうちのおふくろは82歳になります。もし生きていたらどうなっていたか…。今年もすてきな企画やイベントをいろいろと考えていますので、皆さまと楽しい1年を過ごさせていただきたい」と笑顔であいさつ。
その中で、3つの新しい発表があり、1つ目は、ひばりさんの各作品の総売上げ枚数が、今年3月時点で1億1700枚(本)=レコード7000万枚、カセットテープ2650万本、8トラックテープ900万本、CD1150万枚=を超えたことを発表。ひばりさんが亡くなった平成元年時点の生涯売上げ枚数は9690万(本)で、2010万枚(本)も増加し、「皆さまが1枚ずつ買ってくださったお陰です。ありがとうございます。改めて数字にしてみると、うちのおふくろも頑張ったなと思います。本当に皆さまのお陰だと心から感謝しています」。
2つ目は、アフリカ3カ国でアフリカ人たちと踊る「Bon for AFRICA」(アフリカ盆踊り)で使用される楽曲に、売上げランキング1位(累計205万枚)の「川の流れのように」が採用されることが決まったことを発表。その発起人で振付を担当する日本舞踊家・孝藤右近、楽曲アレンジを担当するDJ KOOの2人も駆けつけ、孝藤は「ひばりさんの曲は人を幸せにすると感じて、加藤社長にお願いして今回の企画が実現しました」、DJ KOOは「アフリカの皆さんをひばりさんの歌声で、そして令和の新しいアレンジでおもいっきり踊らせたい」と意気込みを語った。
3つ目は、終生にわたってひばりさんの付き人を務めてきた関口範子さんが書いた本「美空ひばり恋し お嬢さんと私」(主婦と生活社刊)が出版されたことを告知した。
没後30年を迎え、加藤さんは「1億枚を超えたのは、平成生まれの若い方たちが美空ひばりを知ってくださったのがその枚数につながっているのではないかなと思います」と話していた。
その「川の流れのように」が、EP、8㌢CD、カセットテープ、12㌢MAXI CDの4形態で、それにスペシャルBOXが加わり、日本コロムビアから5月29日に発売。
(サンニュース)
us staff
最新記事 by us staff (全て見る)
- ■水森かおりが神奈川・小田原ダイナシティで俳優・原田龍二と10月23日発売のデュエットソング「モナムール・モナミ~愛しい人よ~」を披露 - 2024年10月24日
- ■黒川真一朗が群馬・こんにゃくパークで新曲「こんにゃく野郎」を披露。施設内の工場でこんにゃく作りを初体験。 - 2024年10月18日
- ■水森かおりがデビュー記念日にメモリアルコンサートを開催。昨年の紅白で披露したドミノとのコラボを再現。俳優・原田龍二とのデュエットソングを初公開。 - 2024年9月27日
- ■水森かおりが新曲「三陸挽歌」のご当地を訪れ、岩手・山田町の秋祭り「山田祭り」でミニステージを披露。山田祭り240年の歴史の中で女性初の神輿の掛け声を。 - 2024年9月18日
- ■辰巳ゆうとが全国4大都市での初のコンサートツアー。初日の東京公演で全21曲熱唱。年末の紅白を目指して意欲満々。 - 2024年9月2日