■ニッパー大使二代目の演歌歌手・山内惠介がロックバンド、KEYTALKに三代目のたすきを継承
昨年の「NHK紅白歌合戦」に2年連続出場し、現在ロングヒット中の最新シングル「流転の波止場」を歌って人気を博した演歌歌手・山内惠介(33)が、昨年2月8日から今年2月7日までの1年間務めた「二代目ニッパー大使」を返上し、「三代目ニッパー大使」へそのたすきを渡すため、東京・渋谷区のビクターエンタテインメント本社でニッパー大使たすき継承式会見を行った。

ニッパー大使」は、山内が所属するレコード会社・ビクターエンタテインメントのシンボルキャラクターで、蓄音器の前で耳を傾ける犬のニッパーのロゴマークで知られる「ニッパー」の認知度向上とブランディングを目的として、同社所属のアーティストの中から選ばれた人が1年間にわたってアンバサダーを務めるもので、彼は二代目(初代大使は山崎あおい)。
冒頭で「今日は悲しいですね。だって、ニッパー大使が今日で終わってしまうんですから。新年早々、こんな悲しいことはありません」とトーンダウンしながらも「昨年は、皆さまの応援のお陰で、2年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場させていただき、最高の歌い納めができました。紅白2年目のジンクスを打ち破ることを目標に掲げて、その幸先のスタートがニッパー大使でして、ニッパー大使になれたからこそ2年連続の紅白出場がかなえられたんです。ニッパーのニは、2年連続の2なんです」と感謝を込めた。

そして、三代目に就任する4人組ロックバンド「KEYTALK」(キートーク)にたすきを渡し、ギター&コーラスの小野武正は「ついに来ましたねえ、僕らの番が。ここぞ、ここぞといつも狙っていました。ニッパー大使の名にふさわしい行動、そしてビクターを背負うカッコいい音楽を作っていきたい」。ドラム&コーラスの八木優樹は「下北沢出身のバンドなので、下北沢にニッパーを連れていってみんなで遊びたい」。ボーカル&ギターの寺中友将は「八木くんに(ニッパーの)コスプレをしてもらって、みんなで盛り上がれたらいいなと思います」。ボーカル&ベースの首藤義勝は「巨匠(寺中)に蓄音器の着ぐるみを着てもらって、僕はニッパーの首に着物を巻きつけて…」と、4人とも三代目就任に意欲を燃やしていた。

最後にメンバーを代表して小野が「山内さんに二代目をしっかりやっていただいたお陰で僕らが三代目を引き継げるので、本当にお疲れさまでした」とねぎらいの言葉を贈ると、山内は「お互いにニッパーに感謝しながらこれからの歌手人生を歩んでいきたいなと思います」と笑顔を見せながらたすきを手渡した。
三代目の就任期間は、2月8日から来年2月7日まで。アンバサダーとして様々な切り口を持つニュースの発信、コラボによる商品企画の展開、音楽ファンへの情報発信力の強化など、同大使との関わりによってさらなる活躍が期待される。
(サンニュース)
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