■新川二朗がデビュー55周年記念ディナーショー。五月みどり、山川豊、島津悦子ら350人がお祝いに
キングレコードから5月25日に63枚目のニュー・シングル「泣かせ酒」(詞・仁井谷俊也、曲・水森英夫)=デビュー55周年記念曲=を発売したベテラン歌手・新川二朗(76)が25日、東京・台東区の浅草ビューホテルでデビュー55周年記念ディナーショーを開いた。
石川県志雄町で生まれ、高校卒業後、レジャー施設「金沢ヘルスセンター」で歌っているところを歌手・村田英雄にスカウトされ、1962年12月「君を慕いて」でキングレコードから歌手デビュー。
1964年7月発売の「東京の灯よいつまでも」が約140万枚の大ヒットを記録し、同年の「第15回NHK紅白歌合戦」に初出場。一躍スターダムにのし上がり、毎日忙しい日々を送ってきたが、デビューして以来、一度も仕事を休んだことがなく、現在も元気いっぱいに第一線で活躍中だ。
そんな彼の55周年の節目を記念して開かれたディナーショーで、350人のファンや関係者らが詰めかける中、五月みどりをはじめ、山川豊、島津悦子、西尾夕紀、さくらまやら芸能人もお祝いに駆けつけた。
その中で新曲「泣かせ酒」を熱唱し、「まさか55年も歌ってこられるとは思ってもいませんでしたが、55年はあっという間でした。今度の新曲は、発売して間もないのですが大変な反響でして、富山県や石川県、沖縄など全国各地で多くの方々にカラオケで歌われています。誰にでも歌えるようなメロディーがいいのだと思います。島津悦子さんが『新川さん、これは絶対売れますよ』と言ってくれました」とニッコリ。
ディナーショーでは、新曲をはじめ、同カップリング曲「風だより~デュエット編~」(前田俊明とデュエット)、代表曲「東京の灯よいつまでも」など全11曲を熱唱。同じレコード会社の後輩歌手・島津悦子とのデュエット曲「金沢の灯よいつまでも」も披露するなど、最後まで満員の客席を楽しませた。
今度の新曲にかける意気込みはひとしおで、「感情を込め過ぎて歌うとつまらなくなるので、メロディーをたんたんと歌っています。そうすれば自然と歌詞が聴き手に伝わると思います。『東京の灯よいつまでも』もたんたんと歌って大ヒットしましたが、その曲と同じ感覚をこの新曲に持ちました。とにかく10万枚を目標に頑張って歌っていきたいですね。素晴らしい新曲をいただいたので、生きている限りはもう一回だけヒットを出したいという思いは消えません」と話していた。
また、今日まで公表していた生年月日「1942年(昭和17年)11月2日」を、実際の戸籍通りの「1939年(昭和14年)11月2日」に変更することになったことを正式発表。「別に隠していたわけではなくて、デビューしたときに3歳サバを読もうということになり、気がついたらそのまま来てしまいました」と笑顔を見せていた。
(サンニュース)
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