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橋幸夫がデビュー55周年記念イベント。テリー伊藤、五月みどり、ジュディ・オング、ピーター、川中美幸がお祝いに

デビュー曲「潮来笠」や女優・吉永小百合とのデュエット曲「いつでも夢を」など数々の大ヒット曲で知られるベテラン歌手・橋幸夫(72)が3日、東京・港区の赤坂ACTシアターで「橋幸夫芸能生活55周年記念イベント『ようこそ』」と銘打ったファンへの感謝イベントを開いた。

橋-幸夫(その1)

今回の見どころは、280インチのモニターやアニメーション映像を使ったり、女性だけのオーケストラ「ステラ」との異色のコラボなど、これまでにない新しい演出で55年間にわたるヒット曲の数々を披露する構成だ。

 「50年のときに一つの区切りがつきましたので、55年はどうしようかなと思っていたのですが、今日まで歌ってくることができたのはファンの皆さんの支えがあったからこそなので、そんな皆さんに感謝の思いを伝えたくて今回のイベントをやらせていただくことになりました。今日は、ファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて、最後まで喜んでいただけるようなステージにしたいですね」

橋-幸夫(その2)

 1300人のファンを無料招待する中、アニメ映像をバックに「面影渡り鳥」を歌ってオープニングの幕を開け、「今日は全国から大勢の皆さまがこの会場に来てくださいました。有り難くて、うれしくて、感謝のしようもございません。こうして大勢の皆さまを前に歌が歌えるという喜び、何と幸せなことだろう…。今日はいつものスタイルのコンサートやリサイタル形式ではなく、まずはいらしてくださったお客さまに対して感謝を込めたい。そして、今日まで支えてくださった皆さまと一緒に楽しんでいただきたい、そういう気持ちを込めて、タイトルは『ようこそ』と付けました」」とあいさつ。

時代物メドレーから「潮来笠」「木曽節三度笠」「子連れ狼」、55周年記念曲から「長州にて候」(ビクターから今年2月25日発売)、思い出の青春メドレーから「江梨子」「恋をするなら」「恋のメキシカンロック」、女性オーケストラ「ステラ」の生演奏とコラボで「雨の中の二人」「霧氷」、それに「いつでも夢を」など、彼自身が出演した懐かしい映画のシーンや写真などを交えながら全29曲熱唱。

橋-幸夫(その4)

 途中、スペシャルゲストコーナーでテリー伊藤、五月みどり、ジュディ・オング、ピーター、川中美幸の豪華ゲスト5人がお祝いに駆けつけ、テリーは「僕は、橋さんがデビューして55年の間、ずっとファンなんです。ほとんどの曲が歌えますよ」。五月は「私は橋さんのすごいファンでして、私がまだ恋をしていないころ、こんなすてきな人は見たことがないと思って、橋さんのブロマイドをいつも帯の中に入れていました」。

ジュディは「橋さんとは明星のころからの知り合いですが、人の心をふっと手で受け止めて、そっとそれを納める場所に納めてくださる方です。歌声も素晴らしいですが、それよりも人間的に素晴らしい先輩です」。ピーターは「橋幸夫さんの事務所からピーターとしてデビューして、7年間、お世話になりました。橋さんには弟のように可愛がっていただきました」。川中は「私が子どものころからうちの母が『橋幸夫はいい声しているなあ』と、そればかりでした。私が4歳のころ、『潮来笠』のレコードを蓄音機で遊んでいて、父にすごく怒られた思い出があります」などと、橋との思い出話や人柄などについて楽しそうに語り合った。

橋-幸夫(その3)

 なお、デビュー55周年記念CD6枚組ボックス「橋幸夫 ベスト100+カラオケ15」(税込み1万2960円)=ファンが選んだ100曲と特典カラオケ15曲の全115曲収録=が10月28日に発売。ビクターファミリークラブで販売。問い合わせ先は、0800・222・2811まで。

(サンニュース)

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