■神野美伽が復帰報告会。リスフラン関節症の手術からリハビリを経て、今月25日のラジオから仕事復帰。27日にはコンサートも
2月6日にニュー・シングル「愛のワルツ」(発売・キングレコード)を発売する演歌歌手・神野美伽(53)が1月24日、東京・文京区のキング関口台スタジオで「リスフラン関節症」手術後の復帰報告会を行った。
約3年前から両足の甲にときおり激痛が走り、1年ほど前に病院で検査を受けたところ「リスフラン関節症」の一種と診断。その痛みも限界に達していた昨年12月19日、自身のブログで「お医者様やトレーナーのお力を借りながら、痛みと向き合い、戦って来ましたが、そろそろ限界のようです。デビュー35thの今年、やるべきことをすべてやり終えた今、スケジュール調整ができるこのタイミングで手術を受けることを年頭から計画しておりました」と綴った。
足の甲の骨に穴が開き、激痛を伴う「リスフラン関節症」で12月19日に奈良医大病院に入院。そのブログを公開した翌日の20日、約4時間にわたって両足の手術=左リスフラン関節固定術で骨髄を移植し、亜脱臼を起こしていた右足は右外反母趾矯正術を行う=を受け、無事終了。1月4日に退院し、現在は都内の病院でリハビリを継続中で、翌25日のラジオから仕事復帰をすることになったもの。
この日、大勢の報道陣が詰めかける中、少し足を引きずりながらも元気いっぱいの笑顔を見せた神野は、開口一番、「お陰さまで明日からお仕事に復帰させていただきますが、その前にご心配いただいた皆さまに自分の口からきちんとお礼と現状の報告をさせていただきます」とあいさつ。
「『リスフラン関節』って、初めて聞いたときは、なんて素敵な響きの名前なんだろうなと思いました。リスフランとは関節の場所のことでして、ふだんは早々痛める場所ではないらしいのですが、たぶん35年間、ステージでずっと歌ってきたことの積み重ねがリスフラン関節を非常に痛めたのでは…。実はいままでも整形外科の先生にはしょっちゅうお世話になっていたのですが、すぐに手術するのは無理だったので、この1年は、何とかだまし、だまし過ごしてきまして、(35周年の過密スケジュールをこなした後の)昨年12月20日に手術を受けました」。
昨年夏には背骨まで骨折して、二重の苦しみを味わったが、「左足に関しては、まだ相当の痛みがあります。でも一昨日、うれしいことに、松葉杖とギブスをしていた包帯が取れました。あとは入院でもリハビリでもなくて、いま一番いいのは、仕事をすること。ステージで動くこと、それが私にとっての一番のトレーニングです」。
正月を病院のベッドの上で迎え、「初めて、正月早々、病室で一人泣きました。すごい不安で…。私は脳天気なのか、いままで不安になったことがないんです。歌えなくなったらどうしようかと。でも、これだけたくさんの方がご心配、応援してくださったのが大きな励みになり、うれしくて泣きました」。
今月27日に復帰後初のステージ(千葉・ふれあいプラザさかえでふれあいコンサート開催)があるが、「まだ完治していませんので、100パーセントのパフォーマンスはお見せできませんが、3月に1カ月の長期公演=3月3日~24日まで大阪・新歌舞伎座で「新歌舞伎座開場60周年記念特別企画」公演=があるので、そこを目指して、いままで以上のパフォーマンスをお見せしたい。そして、今年後半はライブハウスで歌い、アメリカにも渡りたいですし、秋には、何年もかけて計画してきた舞台が実現しますので、そこではきちっとハイヒールも履いて、カッコよく踊っていたい」と話していた。
(サンニュース)
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