■西方裕之と和田青児が、あの「伝説のライブ」を平成最後の年に5年ぶりに再演。爆笑トークを交えながら熱唱
「第32回 藤田まさと記念 新作歌謡コンクール」(日本音楽著作家連合主催)グランプリ受賞作品の新曲「ぼたん雪」(発売・キングレコード)が好調の演歌歌手・西方裕之(57)が、同じく新曲「哀愁子守唄」(発売・日本クラウン)が好調の演歌歌手・和田青児(49)と2人で12月6日、東京・江東区のティアラこうとう小ホールで「西方裕之 和田青児 ふたりのスモール!?SHOW♪ VOL.2」と銘打ったジョイントライブを開いた。
1987年にデビューした同期の2人は、2013年に同タイトルの公演を行ったところ、「歌で泣き、トークで笑顔になれた」と大好評を博し、その直後から再演を願う声が殺到。ところが、2人のスケジュールがなかなか合わなかったことから今日まで再演できずにきたが、平成最後の年には必ず実施しようとしてようやく実現にこぎつけたもの。
デビューしたときから32年にわたっての大の仲良しで、和田は「親友とのライブができることにうれしさと喜びを感じています、これから3回、4回とやっていきたいですね」、西方は「今回が5年ぶり2度目のライブになります。僕たちはビッグじゃないので、あえて『スモールショー』として一度やらせていただきましたが、5年がたって、自分たちの成長ぶりも見ていただきたいし、好きな歌で自分たちが楽しんで、お客さんたちにも楽しんでいただければ、これ以上の幸せはありません」と大張り切り。
140席の会場は、2人のファンで満席の中、和田の師匠でもある北島三郎のヒット曲「北の漁場」でオープニングの幕を開け、和田が「前回は300人のところでやらせていただきましたが、普通は、みんなビッグになっていこうとして、ビッグになるに連れて会場もどんどん広くなるのですが、うちらはどんどん小さくなっていき、ゆくゆくは西方さんの家の押し入れの中でやるようになるのでは…(笑)。あえてスモールショーとして、楽しかった、面白かった、いい歌が聴けたという、この2人だからこそできるショーをやりたい」とジョーク交じりにあいさつ。
和田が「はぐれ雲どこへ」、西方が「遠花火」を歌った後、初の試みとなるカラオケでのリクエストコーナーで、客席からのリクエストにこたえて「悲しい酒」「王将」「あずさ2号」など6曲を披露し、続いて西方の「赤とんぼ」、和田の「上野発」を1コーラスずつ交互に歌唱。
同ライブの目玉でもある2人でアコースティックギターを弾きながらのコーナーで、アリスの「君の瞳は1万ボルト」、吉幾三の「酒よ」、ソロコーナーで、オリジナル曲から和田が「燃えて咲け」や新曲「哀愁子守唄」、西方が「女の日本海」や新曲「ぼたん雪」を歌い、エンディングは美空ひばりの「川の流れのように」、そしてアンコールで、再び北島三郎の「まつり」を熱唱。
まるで漫才コンビを彷彿させる2人の爆笑トークを交えながら全24曲のバラエティーに富んだプログラムで最後まで満員の客席を存分に楽しませた。
西方は、この日、初披露して大好評を博した新曲「散らず花」を来年1月9日に発売する。
(サンニュース)
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