■原田悠里が東京・大田区民ホール・アプリコでコンサート。40年ぶりに練習したショパン作曲「ノクターン」のピアノ演奏に初挑戦
今年でデビュー37年目を迎え、新曲「恋女房」(詞・木下龍太郎、曲・原譲二)=キングレコードから9月26日発売=が好調の演歌歌手・原田悠里(63)が11月7日、東京・蒲田の大田区民ホール・アプリコで「原田悠里コンサート2018」と銘打ったコンサートを開いた。
年に一度、東京で行っている恒例コンサートで、今年で13回目を迎え、「毎年来てくださる方も多いですし、私自身も自分への挑戦ということで、毎年いろいろなことに挑戦させていただいています。今回は、ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』の曲中で歌われている『ネバー・イナフ』とショパンのピアノ曲『ノクターン』の演奏に挑戦させていただきます。私は大学を卒業し、横浜の小学校に赴任した年にその学校にグランドピアノが寄贈されまして、私が音楽担当だったのでその体育館で初めて弾いた曲です。そういった思い出がありますので、今回、40年ぶりに挑戦させていただきますが、最初は全く弾けなくて、『ネバー・・イナフ』以上の挑戦で、ドキドキしています」。
約1450席の会場は、熱烈なファンで満席の中、「この1年に一度のコンサートも13回と回を重ねてまいりましたが、私のわがままな大切なうれしい1日を開かせていただけるのもこうして何度も何度も足を運んでくださる皆さまのお陰と、今年は一層感謝の言葉が身にしみます」とあいさつ。
平成21年発売の「古都旅情」をはじめ、前作シングル「無情の波止場」、同カップリング曲「我愛リー(ウァアイリー)」、映画「グレイテスト・ショーマン」から「NEVER ENOUGH(ネバー・イナフ)」、ピアノの弾き語りで「愛の讃歌」、約20分にわたる歌謡浪曲「特攻の母~ホタル~」、大ヒット曲から「木曽路の女」「津軽の花」、それに新曲「恋女房」など全14曲を熱唱。
その中で、今回のコンサートのために約40年ぶりに練習したというショパンの名曲「ノクターン」のピアノ演奏をファンの前で初披露した。
会場には、台湾から友人・知人約100人も応援に駆けつけ、日本人ファンと一緒に盛り上がりながら最後までバラエティーに富んだ見ごたえのあるステージで客席を楽しませた。
新曲については「北島(三郎)先生に作っていただいた『恋女房』というタイトルに胸がときめきました。北島先生ご夫妻をはじめ、還暦を過ぎたすてきなご夫婦が私のまわりにはいっぱいいらっしゃいますので、そういう方々にこの歌はきっと喜んでいただけると思いますし、私自身がこの歌を歌いたいという思いで北島先生に頂戴した歌ですので、これからも大切に歌っていきたい」と話していた。
今年は、前作シングル「無情の波止場」のカップリング曲で、吉幾三が作詞・作曲した「我愛リー(ウァアイリー)」が、日本の演歌がいま人気の「台湾」で話題を呼んでいるそうで、来年1月20日に初の台湾コンサート(場所・台北パフォーマンスホール)が決定。「台湾は、6年ぐらい前からプライベートで年に2、3回は行っている大好きな国ですが、日本をとても親切に敬ってくださる国なので、その台湾の人たちの思いに少しでも応えられるよう自分も日本との架け橋になれたらいいなと思っています」と話していた。
この後、11月15日に大阪・NHK大阪ホールでコンサートを開催。
(サンニュース)
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